大阪の玄関先に

昔食べた鬼柚子のたねを植えて

成長した植木がある


島に持っていったが

大阪に持って帰ってきた鬼柚子



夏になると

アゲハチョウの幼虫さんが

食するので

毎年無残な状態になる


だけど

青虫を見つけても

排除するのも可哀想だし

だからといって

鬼柚子が瀕死の状態になるのも嫌だと

葛藤する毎年の夏


できるだけ卵のうちに

取るんだけど

それでも今年は5匹も

産まれちゃって


ある程度は食べられてもと

見守っていたけど

成長とともに

鬼柚子の葉が

どんどんなくなってきて


このままではまずいと


心を鬼にして

青虫さんを

割り箸で引っ剥がして

地面に放置


大きくなってしまってるし

踏みつけるのはかわいそう

だけど

そのまま

地面に放置しても

飢え死にしてしまうかも


私って非道なやつだなーと

思いつつ

せめてどっか違うところにでも行って

生きながらえてくれと願うばかり


夜のお散歩の時

犬がクンクンしてるので

よく見たら

隣のお家の前まで

ニョコニョコと一匹の青虫が

歩いてた

頑張ってるなーと

見送った


次の日には

鬼柚子には

青虫は一匹も居なくなってた


そのまたつぎの日の朝


バケツに突っ込んでる

柄杓で植木に水をあげようとしたら


むにゅ〜

と手に感じて


うわ~!

って放してみてみたら

柄杓の持ちてに青虫が


何やら

サナギになる体勢になってた



しばらくは
柄杓を使うのをやめておこう

無事アゲハチョウに成れますように