人も犬も歳取ると同じで


最近の姫様(老犬:ムギ)

昔大好きだった鳥の軟骨など

今でも大好きだけど

消化機能が老いてるのか

次の日下痢をしてしまう


もう16歳なので

元々食が細いので

欲しがるときに

つい要求されると

追加してご飯を

あげてしまうけど

食べすぎて

これまた消化不良


トイレスペースは

大きめに設置してあるのだけれど

柔らかいう○ちは

残便感があるのか

部屋に敷き詰めてる

タイルマットの上に

鎮座していることがある


そんな時

三年前になくなった父を思い出す


父は50代で脳梗塞になり

左側半身が不自由になり

要介護となったが

出来るだけ頑張って

トイレなどは自分でするようにしてた

足が弱くなって

トイレまで間に合わず

失敗することも多かったけど

頑張ってるから

失敗も仕方ないなじゃん

とテキパキと処理してた


同じく姫ワンコも

おしっこシートを片づけて

汚れたタイルマットを洗いっていると

しみじみ

父を思い出しなんか懐かしく

笑顔が溢れる


昨日はそんな感じで

のんびり過ごしてた姫ワンコ


仕事が終わり

元気にお散歩

相変わらず

歩き始めは遅いけど

歩き出すと

タッタッタと歩く


だけど突然

ふらーと後ろ足の力が

抜けるように

よたよたとして倒れ込み

前足も変な感じに

へにゃ~となって

目は虚ろで倒れた


初めてのことで

ムギ!ムギ!と叫んで

大慌てで

触っていいものか

抱きかかえていいものか


体を起こして

心臓が止まってないかと

胸のあたりを

マッサージしながら

名前を呼び続けて


ヨダレがダラダラ出てるので

家に戻ろうと抱きかかえてたら

下痢便も出て

意識もうろうとしてたので

揺さぶったらアカンと思い

出来るだけ早足で

静かに抱えて家に戻った


クッションの上に寝かせたら

立ち上がって

フラフラあるきだし

吐き戻したので

慌てて

かかりつけの動物病院に電話して

向かうことにした


だけど

電話してる最中に

意識を取り戻し

少し気だるそうだけど

普段と変わらない様子に戻った

リードを付けて

車で病院へ行こうとしたら

察知して逃げ回るほど回復したけど

とりあえず

病院へ向かうことにした

玄関から駐車場までは

軽快なステップで彼女は歩いていた


車に乗ってからは少し

気だるそうだけど

いつものように寛いで座っていた

病院で

血液検査

心電図

レントゲンを取ったけど

歳の割には健康そのものらしい


一安心した


考えられるのは

てんかん


普通のてんかんは

魚のように体がビクビクするらしいが

稀に

珍しいけど

静かなてんかんがあるらしい

病名は忘れちゃったけど


先生も

あまり見たことがないらしいけど

少し前に学会で発表されて

映像を見たことがあるそうで

また起きたら症状を把握するために

携帯で動画を取るように勧められた


改めて携帯電話の携帯が

大事だと思った

いつも娘にも

不携帯電話と怒られてたから


兎にも角にも

何もなくて良かった


てんかんはまた同じ症状で

再発することもあるらしいので

冷静に対応する方法を

先生に教わって

昨日は帰宅した


人も犬も老いていく

仕方ないと諦めではなく

その日が来るまで

冷静に最善を尽くして


そして覚悟を持って

幸せな時間を過ごせますように


今朝は

いつもと変わらず

死んだかと思われるような寝相で

穏やかに寝ています



ご心配をおかけしましたが

この体制の寝方が

彼女にはいいみたいで


たまに

呼吸してるか

私は確認して

ホッと胸をなでおろす毎日です