晩酌に飲みました。

結(むすび)ゆい 特別純米酒 一番星 亀口直汲み 生酒 R3BY

 

 

茨城県結城市、結城酒造さんのお酒です。

2月のある日、ドライブがてら女房さんと蔵へ行って購入しました。原料米の一番星(いちばんぼし)は酒造好適米ではなく茨城県で開発された飯米だそうです。同県農業総合センターHPには、『もともと「あきたこまち」が作付けされていたものの、熟成期が夏の高温期にあたり品質低下を招くため、高温下でも品質に優れ、極早生品種として育成された』と言うような記事がありました。食感は、つるんっと口当たりが良く、大粒で口の中で粒を感じる優しい甘味があるとのこと、機会があったら食べてみたいです。さてさて、お酒の話に戻ります。

そんなお米を原料に使用しているそうですが、杜氏さんによれば、「飯米は酒造好適米に比べたら発酵が遅いので麹は他のお米を使うことが多いのですが、ウチは全量飯米を使って仕込んでます。」とのこと。それだけ手間を掛けているんですね。

 

 

開栓時の香りはしっとりやや甘い感じ。

飲んでみるとガス感はそれほどなく、遠くでプチプチしてるかなあ、程度。辛味先行、酸味や旨さ、控えめな甘さが時間差で現れてちょっと落ち着きのないファーストインプレッションがいつもの結とは違う印象。でも開栓二日目、三日目と時間の経過とともに調和のとれた味わいに変化しました。飲み進むほどに自然と馴染んでさり気ない優しさがあります。ああ、やはり結らしい。女房さん曰く、「柔らかで芳醇、メローだよ。伏見のお酒みたい、食中酒にイイね!」とのこと。何だかんだ言って、結局いつもより早いペースで飲んじゃいました。美味しい♪

杜氏さんに直接お話を聞けたし、新しい素敵な出会いになりました。