こんにちは、ムギです(*'ω'*)

ここ最近、辻村深月さんの作品を順番に読んでいます。
一昨日読みおわったのは、ぼくのメジャースプーン。
これもとても面白かったです。
今回の記事はその感想と、作者のその他の作品について書こうと思います。






〈あらすじ〉
主人公は、不思議な能力を持つ小学生の「ぼく」。
ある日学校で起きた残酷な事件をきっかけに、彼の幼なじみのふみちゃんは声を失ってしまう。
力を使って犯人に復讐することを決める「ぼく」。そんな彼の前に、同じ力を持った先生が現れて…。


感想
主人公の「ぼく」が持っている、「条件ゲーム提示能力」。言葉で相手の行動を縛って思い通りにする、という力です。
ちょっとややこしいこの設定が、独特でなかなか面白いです。

特殊な力を使って、ふみちゃんを傷つけた犯人に罰を与えようとする「ぼく」。
しかしそれは、本当に正しいことなのか。
復讐は誰のために、何のためにするのか。

罪と罰、復讐することの意味、そして言葉の持つ重みについて。
深く考えさせられる物語です。
また、主人公の心の動きや人物描写もとても丁寧に描かれていて、じっくり読めば読むほど感情移入してしまいます。
主人公もヒロインのふみちゃんも本当に良い子で、彼らが苦しむところは読んでいて辛かったです…。

そして「ぼく」と犯人が対峙するラスト。
「ぼく」が選んだ答えには、心を揺さぶられました。
主人公は小学生ですが、大切な人を思う気持ちの強さには関係ありません。これは間違いなく純愛物語です。泣けました。゚(゚´ω`゚)゚。

最後にはちょっとした伏線も明らかになります。
私は全く気づかず、見事に驚かされました。

作者の作品の方でも、かなり気に入った一冊になりました。
 



辻村さんの本について
辻村深月さんの作品は、これまではたくさんは読んでいなかったのですが、最近よく読んでいる好きな作家さんの1人です。

何冊か読むうちに、だんだんと心の内を見透かされているような的確な心理描写にハマってしまいました。

自分の中の、あんまり自覚したくないような感情をビシビシ言い当てられる感じが、不思議と痛快なんですよね。笑
同じようなこと考えている人もいるんだ〜と、ちょっと感動します。

特に中高生くらいだと、余計に共感できるのではないでしょうか。
私も、今の年齢で出会えて良かったです(о´∀`о)

また、ぼくのメジャースプーンのように、重いテーマや苦しい展開のものもありますが、基本的にラストはきちんと希望のある終わり方をします。
読んだ後には暖かい気持ちになる作品がほとんどなので、安心して読めるのも良いところです。



現在読んでいる中でおすすめトップ5は、

1   スロウハイツの神様
2   ぼくのメジャースプーン
3   かがみの孤城
4   凍りのくじら
5    冷たい校舎の時は止まる

です。
初めての人には、少し前に話題になったかがみの孤城から読むのがオススメかなぁ。

現在も辻村さんの名前探しの放課後を読んでいるところなので、また感想記事を書くかもしれません。

それではまた次回(^^)/