無化調ラーメンをやめました。
7年かけて、看板商品の強化をテーマに追求し続ける中で辿り着いた一つの答えが「無化調」でした。
そこから7ヶ月間、
素材一つ一つの特性を分解し、組み立てる。
まるでパズルのように、徹底的に向き合ってきました。
そして今回、あえてその選択を手放します。
一見、ブレているように見えるかもしれません。
でも、軸は最初から変わっていません。
麦之助がこだわるのは、
「無化調」ではなく、“一杯としての完成度”。
むやみに調味料に頼ることはありません。
ただし、必要なものは、必要な分だけ使う。
無化調に向き合った時間があったからこそ、
素材の役割やバランスの精度は、
確実に一段上がりました。
仕上げにブレンダーで作っていた「泡」をやめました。
名古屋コーチンに切り替えてから、
鶏油の香りと旨みが明らかに良くなった。
だからこそ余計な加工を加えず、そのまま届けたいと思ったからです。
進化とは、
その都度原点回帰しているような気がします。
螺旋階段のようなイメージで、
一周まわる度に、上に上がっていく。
ただ、それを達成させる為には、
一貫した軸がないと、螺旋階段は成立しません。
麦之助は、一貫して【看板商品の強化】というテーマに愚直に取り組んできました。
ちなみに今回、少し意外だったのは、
「無化調を始めた時」の報告の投稿よりも
「無化調をやめた今回」の報告の投稿の方が
反響が良かったこと。
お客様が潜在的に求めている事に辿り着くのは難しい、だからこそ、試行錯誤をやめません。
差別化の難しいこの成熟したラーメン業界の中で、
麦之助としての存在意義をこれからも
磨き続けていきます。
