ASD息子の通 級 指導教室について。
個人的な療育メモなのでご興味のある方のみよろしければ。
※不自然なスペースは検索避けです。
通 級 指導教室(情緒):
通常級に在籍している、情緒面で困り感のある生徒が、一部の授業を別の教室で受ける支援。
息子は今年度より、他校(自治体内の他の小学校)の通 級に通っています。これまでで4回行きました。
頻度・付添など
通 級があるのは月3〜4回。つまりほぼ毎週。
1回行くと約半日かかります。
当然平日のみで、親の付添も必須のため、共働きだと通えない家庭も少なくないそうです(←療育センターのカウンセラーさん談)
うちは今のところ毎回夫が付き添っています。
当初は夫とわたし交代で付き添う予定でしたが、公共交通機関では行きにくいところに通級の小学校があり、車で通うことになったため
ペーパードライバーなわたしは役に立たず、夫が役割を担うことに。
役に立たないお母さんでごめんなさい
もちろん夫も仕事の調整は楽ではありませんが、フルリモートなのでその分夜も働くなど、なんとか融通してくれています。
仕事の壁に車通学の壁……うちはたまたまクリアできましたが、できない世界線も高確率で有り得たなと思うと、本当に療育は綱渡り。
通 級での息子の様子
いまのところ一進一退
通 級でのクラスは4人。同学年の男子ばかり。
それぞれの特性はわかりませんが、夫いわく多動の子が多いのかな?とのこと。(息子は多動傾向より自閉傾向)
少人数なので居心地は悪くないのか、息子は問題なく輪に溶け込んでいる時間も多い一方で
なにかうまくいかないきっかけがあると、教室を出ていってしまうなども数回
前回は「帰る!」と遂に校舎外に脱走し、危うく校門こじ開けて外に出るところで捕獲されました。
先生たちからも心配され「きょうはいったん帰ってもいいですよ」と提案されるも、夫がどうにかこうにか息子を説得し、最後は落ち着いて先生に挨拶ができるところまで回復。
次に繋がる終わり方ができて良かった。
こういうところ、毅然と対応できるのがさすが夫だよなあ。(わたしだったら、ここはひとまず〜と帰ってしまいそうな場面。。)
そういったことがあるともちろん焦りますし、通 級だから迷惑かけても良いという訳では全くありませんが
「ここはそれを学ぶ場だから」と思えるのも通 級のありがたいところ。
普通の学校で同じような脱走劇なんかして、ただでさえ人不足の先生の手を煩わせ、そのためにもしも他のお子さんの授業を止めてしまったら(つまり教育を受ける機会をわずかでも奪う、という権利侵害)、、申し訳ないでは済まない。
そんな場面もありつつ、先生に丁寧に見てもらえて息子なりに楽しんでもいるので
良い場所なのだろうな〜とは、帰宅した息子の様子からも思っています。
学校との連携
通 級での様子は随時、小学校の担任の先生にフィードバックされますし
小学校での様子も、担任の先生から通 級に伝達される仕組み
学校の授業に参加できるようになるのが目的なので、この通 級と学校との連携は欠かせないところです。
普段から
「各所の連携は無いもの」
「療育は親が動かないと始まらない」
と気を張って動いている我々、療育児の親にとって、
その連携が
あらかじめ「仕組み」として存在するのが、どれだけありがたいことでしょうか
なお、息子が通 級に通っていることについて
クラスメイト達には先生から「息子くんは他で用事があるから不在時間がある」と、ふんわりぼかして伝えてもらっています。
私個人の考えとしては通 級は自治体にある制度ですし、そこに通うことは何ら恥ずかしいことではないのですから、皆さんにも普通に伝えてもらって全く構わないのですが
息子本人から「皆にははっきり言ってほしくない」との意向があって。
小3ともなるといろいろ考えるのでしょうね。
学校/通 級/親が、三位一体(笑)となって療育に向う姿勢も大切ですが
その中心にある本人の気持ちをまず大切にしなければ……とは、常に気をつけていたいところです。
そして最近の学校での息子
なんとここ数日
ほぼ全ての授業を
自分の席で受けています。
それなりに発言もしています。
体育など、苦手だった移動教室も、皆と集団で動けています。
給食当番もやっています。
逆に言うと2年生のときは、ほぼ通年これができなかったのですよね(←ひいた方いらっしゃったらすみません)
通 級のおかげなのか
3年の担任の先生のおかげなのか。
本人いわく「やらないといけないから、頑張ってやった」といのことで。
まだ、自然に参加〜はできないようですが
それだけに、息子が自分を律して参加したという、気持ちの強さが偉すぎて。
1年以上振りに給食当番の白衣を洗濯しながら、夫と2人で少し泣きました。(←ひいた方いらっしゃったらすみません)
子どもの成長には瞠目させられますが
頑張っているだけに、今後反動もあるかもしれません。無理はしすぎないでね。
悲観的に準備し、楽観的に対処するという言葉がありますように
今後のため、自分の価値観も柔らかくして、幅をとっていろいろな選択肢を考えて。
でも息子を信じて接していきたいなあ、と思っています。