『高学歴親という病』を読みました。
自分は決して「高」学歴ではないと思っていますが
キャッチーなこのタイトルに釣られました
(このタイトルありきで著者に執筆依頼があったそうで、出版社の狙い通り……!)
こちらには
高学歴親の特徴/それに対するアドバイスとして
以下のことなどが挙げられています。
印象的だった点をピックアップ。
抜粋ではなく適当に要約していますので、わかりづらかったらわたしの力量不足です。
◆「普通でいい」とスマートぶるが、高学歴親は実はとても野心家。
でもその野心を隠すのは、それが世間的に好まれず、自分の印象を悪くしてしまうものと知っているから。
クラスの中で優位に立つ、名門大学を出る、有名企業に入る人にとってそれは野心ではなく当然で日常なのかもしれないが、子どもがそれと違ってしまうと、途端に焦りだす。
親自身は気づいていないかもしれないが、強烈な差別意識がある。
◆育児とは子どもへの信頼を増やしてゆくものであるのに、心配ばかりして、以下の理由から信頼しない親が多い。
【完璧主義】
親自身が完璧であるがゆえに、食事や勉強、習い事へのこだわりが強い。このような親の姿は子どもには「心配ばかりして自分を信頼してくれない」と映る。こだわりはほどほどに。
【虚栄心】
アドバイスをされると、自分の育児を否定されたと受け取り、心のシャッターを閉める。自分に落ち度があると認めたがらない。
【孤独】
プライドの高さや話の合う合わないがハードルとなり、ママ友が少ない。家族間の連帯感も希薄。
◆高学歴親は習い事に熱心になるあまり、子どもの睡眠時間を削る傾向があるが、本末転倒である。
早寝早起き朝ごはんは何より大切!
◆高学歴親は自分の武勇伝を子どもに語ってしまいがちだが、そればかりでは子どもは「それに比べて自分はダメだ」と自己肯定感が下がってしまう。
それよりも自分の失敗談を聞かせて、子どもに自分の伸びしろに気づかせた方がいい。
◆早寝早起き朝ごはんなど、これは譲れないという極太の軸を持つべき。そしてそれに従って、子どもには丁寧に説明をすると良い。ダブスタはダメ。
◆◆◆
まあそうかもしれないな、と思うこともありつつ
少しだけ疑問が。
①
育児における完璧主義や孤独などは
高学歴親に限ることかな🤔?
現代の親全般の問題でもあるのでは。
②
高学歴=完璧、ということもないのでは。
(個人的な考えです)
東大に行っても有名企業に行っても
その中にいるのは個性ある人間なのですから、
ひとりひとり得意不得意もあるでしょうし。
もちろんなにもかも完璧な人も稀にはいますけれども……!
自分のごくごく狭い知り合いの範囲での
印象ではありますが
どちらかというと
完璧主義な育児をする傾向があるのは
例として
東京一工旧帝 院卒/医学部卒の友人よりも
GMARCH関関同立女子大 学部卒の友人のほうが
多いような。。
※なお、リアルでわたしの親しい高学歴女子は、放任主義が圧倒的に多いです。
子どもは子どもの人生だから高卒でもいいんじゃない?と笑顔で言える強キャラ感がちょっと羨ましい笑
③
上記もあくまで"傾向"に過ぎず
今どき
自分的には、そもそも学歴に関わらず
完璧主義ってそんなに多くない印象です。
強火の教育ママ心を内に秘めながらも
「小さいうちはガチガチの管理教育よりも、自由な外遊びや、たっぷりの睡眠&ストレス溜めない生活が大切」
「完璧な家事より、笑顔でいることが大切」
と
理解して、目指している方のほうが多いですよね。
日頃アメブロで
賢母賢父の皆々様の記事を拝読しているから
更にそう思うのかな……?
◆◆◆
なお、この本には
高学歴親へのダメ出し(笑)ばかりではなく
前向きにどうすれば良いかも書かれています
子どもの脳の発達に応じた育児が重要と。
注意するときも、一方的にこうしなさいと言うのではなく、理屈を話して納得させる。
その理屈の軸はブレないようにする。
子どもへの信頼を増やしてゆくのが育児……と
書かれているのは、
息子のこのところの成長を見ても
そうかもしれないな〜と思えます
高学歴親像については
頷けるような頷けないような、、
というところもありつつ
(でも自分の狭量な知識や肌感覚より本の著者の見立てのほうが正しいのであろう)
心当たりある指摘もありましたので
参考になる本ではありました
面白かったです。
◆◆◆
子どもには自分の武勇伝より
失敗談をせよ!と書かれていましたが
わたしは既に
子には自分の失敗談ばかりしているので、
舐められてしまっていないか心配です
⬇たいしたこと書いていませんが放任な友人の話。
こちらの記事書いたのは昨夏で、そのあと先月にも同じ友人たちに会いましたが、やっぱり同じようなこと言っていました♪