今年、自分が読んで良かった本のメモ。

興味ない人しかいないと思いますが、メモしておかないとすぐに忘れてしまうので、自分用に泣き笑い

(わたしは他の方の読書記録を読むのは好きです♪)


長いです。

一回データ消えて心で泣きながら書き直したので、雑に駆け足で。



『三体』三部作全部読みましたーキラキラ
(+別作者のスピンオフも)

好き嫌いは分かれるかもしれませんが、面白かったという言葉では括れないくらい面白かったです!

何書いてもネタバレになってしまう気がするので
これだけ👇
長く夢中になって読んでいたため
ただただとにかく
読み終えた後のロスがひどかったチーン
他の本が全て色褪せて見えるようになるのは、面白い本を読む弊害ですよね。。


SFというジャンルは
大人になってから全然読んでいなかったのですが
(「SF は子どものもの」という、今思うと大いなる偏見を持っていた)
想像力を試される感じで、読んでみると入り込めて楽しい。
三体ロスが辛すぎて、次に読んだのがこちら。

『プロジェクトヘイルメアリー』(Kindle版)
「三体の次に読むならこれ!」という謳い文句に釣られました。
が、読んでみたら三体とはかなり違いました笑
違ったけど、こちらも、ザ・SFという感じで面白かったです。

科学知識(?)が物語の進展に次々関わってくるという、ほどよい知的な刺激が最高に心地良いですラブラブ知的でありつつわたしのような無知な人間でも楽しめるのすごい。


で、面白かったら同じ作者の別の作品も読むよねよだれ

『火星の人』(Kindle版)
映画『オデッセイ』の原作です気づき

こちらも科学知識を総動員して、主人公が火星でサバイバルするお話。
水を作るために、Oは火星の大気のCO2から、Hはロケット燃料であるヒドラジンのN2H4から分解して材料にするなど。
アトモンのおかげでわたしにも理解できました!
息子にも話したらかなりウケていましたニコニコ

化学式って暗記するだけのものではなく、役立つものなのだなーと思いました(自分が宇宙でサバイバルする機会はなかなかなさそうですが)


化学式繋がりで購入したのがこちらの本。
『身のまわりのありとあらゆるものを化学式で書いてみた』
身近な現象を化学式にしてみるといろいろきれいに整理できて面白い笑い泣き中高生向けかな?化学赤点だったわたしでも楽しめます!
結構がっつりいっぱい化学式なので、続けて読むと睡眠導入剤状態💤
少しずつ読んでいます。


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またジャンルは変わりますが、こちらもすごく良かった1冊ラブ

『多様性の科学』
もう、めちゃくちゃ面白かったです……!

複数の論説について具体例がしっかり提示されていて、印象に残りやすくて。
9.11とCIAの多様性の欠如、エベレスト大量遭難事故と支配型ヒエラルキー、白人至上主義とエコーチェンバー現象など。自分にも思い当たる節がありまくり、これはそういうことなのかと、頷きながら読みました。
これからも何度も読み返したい。

あまり人に本をおすすめしたりしない自分なのですが
(ブログに書いているのも基本おすすめではなく自分の覚書)
こちらの『多様性の科学』は全人類におすすめしたい1冊です。


多様性つながり?(ちょっと違う)で、こちら。

『日本の少子化対策はなぜ失敗したのか?』
西洋の育児観と日本の育児観は全く異なるにも関わらず、西洋をモデルとした政策を行ったのも失敗のひとつであると。都会の大卒正社員の女性は国全体で見るとマイノリティなので、それをターゲットとした施策は現実に即していないというのも。なるほど。

『傲慢と善良』
こちらは婚活を題材としたベストセラー小説。
主人公に感情移入はできませんでしたが、いろいろわからなくもない。わたしやわたしの親も昔、一部そういうところあったな〜真顔こんどは自分が親として、ますます気をつけなければ!

思いっきり固定観念に縛られまくったわたしが言うのもなんですが、これらの世の中、少子化対策や婚活も、多様性をもって柔らかく考えるのが、幸せになる方法のひとつかもしれない。


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平野啓一郎さんの本はやっぱり好き気づき

『ある男』『本心』は再読。

『死刑について』は、平野さんのトークイベントで話題に出たのでその後本屋さんに走って購入。
平野さんの弁護士会での講話をもとに構成されています。
重い罪を冒したとして、その罪は加害者個人に帰するものなのか。加害者が育った環境に原因が少なからずあったとしたら、それは社会の問題である。その問題から目を逸らして、加害者個人の存在を悪として抹消して終わりとするのは、社会的な怠慢といえるのではないか。
被害者の存在もあるので、読んでいてつらいところもありましたが、平易な言葉でわかりやすく、考えさせられる内容でした。


『ある男』映画も見ました!


すごく辛いけれど、良い映画でした。
名前や家庭といった外枠から逃れられない苦しさと、だからこそ、その中で静かに輝く人の関わりの美しさと。観ながら何度も泣いて、終わってからもまだしみじみ泣けました悲しい
安藤サクラさんの台詞はどうしてこんなに心に残るのでしょうね。あと、妻夫木くんの困った笑顔をたくさん見られます笑
素晴らしい作品だと思いますが、つらい場面も多いので皆におすすめはしにくいかな。個人的には。

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あとは教育関連の本なども。

『小学生の子が勉強にハマる方法』
『小学生の勉強は習慣が9割』
現実に即した内容が多く、納得感ありました。

『理系が得意な子の育て方』
まだ息子小1で算数の全貌が見えない自分としては、6年間を俯瞰できる内容でありがたかったです✨

『AI vs.教科書が読めない子どもたち』
よくある育児書や教育指南書とは一線を画す、AI開発の第一人者による論説。研究に裏打ちされた内容であるだけに、ぞっと迫るものがあります。

『スマホ脳』
スマホ怖いSNS怖い。でもスマホのない生活はもはや考えられないので、リスクを理解しておくのは大切だなと。

『中学受験やってはいけない小3までの親の習慣』
生活の中で数の力をつける/音読の効用/小さな目標をクリアすることを積み重ねる/家庭での言葉は助詞に気をつけて/ボードゲームで頭を鍛える……
など、教育ママなら既にされている(わたしはできていません)内容が多いですが、それだけに大切なことばかりで、あらためて気をつけようと思わされる。

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他にも
良かったけど書ききれなかった本や
読んだもののイマイチだった本や
購入したものの途中で読まなくなった本など
たくさんありました。

本をたくさん読めば良いというものでもないし
そもそもわたしもそんなに深く読めているわけではないですが
総じて面白い本に出会えた1年だったかな飛び出すハート


本を読んでいるとついつい夜更かししがち。
若くないので、睡眠不足には気をつけたいと思います〜ふとん1