演劇入門 | 塩田泰造オフィシャルブログ「塩田泰造のムギムギデイズ」Powered by Ameba

演劇入門

ちょっとわけあって
最近、親しい知人に平田オリザ著『演劇入門』を贈った。

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贈ったあとになって「しかし実は自分は何年も読んでないんだなー」
と思ったので読み返してみた。

たしか『大人の麦茶』を旗揚げしたころ、
たしか池田稔に薦められて読んだこの新書、
演劇づくりのハウ・ツー本として画期的に面白かった記憶があって
当時、特に印象的だったのが
(はしょって書いちゃいます。正しくは原文を参照してください)

演劇の舞台設定には、
「茶の間」のような、そこに居る人たちの会話だけでは情報が少ない
『プライベートな空間』よりも、
「道ばた」のような、人々はその場所を通り過ぎるだけで対話のない
『パブリックな空間』よりも、
上記二つの中間に位置する、例えば、「温泉宿のロビー」のような
『セミパブリックな空間』が適している。

「茶の間」のような『プライベートな空間』を舞台に選ぶのならば、
例えば、「通夜の晩」のような、外部の人間もその場を行き来する
『セミパブリックな時間』が適している。

という記述。なんかおそろしく的を得ているし、
読めば当たり前みたいなこのこと、わかってるとわかってないでは
作品の出来に雲泥の差ができちゃう、宝の地図だと思った。

・・しっかし・・

『演劇入門』に感動してから数年たった演出家塩田、呆れるくらい、
学んだはずの教訓を無視しちゃってるなー

最近の自作『1974』では、茶の間、縁側、校庭、帰り道、バス停、
『プライベート』か『パブリック』ばっかじゃん・・(汗)

でも久々に読み返して、やっぱ面白かったなー
前に印象に残ったのとは別のところで、衝撃的にびびった。

特に演劇づくりをこころざしていない方にも面白いと思います。



関係ないけど
昨夜の『ストロベリーナイト』の次回予告篇に
斉藤佑介、出てましたねー
「んー、出ないかなー?」と思って見てて
「まーなー、1時間のドラマだからなー」ってなって
「予告篇ったら15秒くらいだからなー」ってなって
「まーなー、やっぱ出ないかー、まーなー」ってなった瞬間
「おわっ!出た出たー!」ってなって
「んおぉー!」ってコーフンしました
視聴率、もってんなァー、ユースケ

来週火曜日(1/24)オンエアたのしみです

http://ameblo.jp/saito-yusuke/entry-11127124307.html

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