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今日もますますふうたんぬるか

ふうたんぬるか人のふうたんぬるか日常です。
基本的に色恋沙汰しか頭にないのに、なぜかそれすらおぼつかない。
三十路に入りおぼつかなさにも本腰が入ってきました。
てゆうか人生おぼつかない。
作家目指すとかうわごと言ってますよ。そしたらなんか結婚した。なぜだ。

いたい。

頭がすげーいたい。

昨日、買い物から帰ってきて、食材を冷蔵庫に入れようと、冷蔵庫少し開いたまましゃがんで、入れるべきものを取り、勢いよく立ち上がったら

すこーん!

と、冷蔵庫の扉のかどっちょにこめかみをぶつけた。

このときはまだ、うずくまってうなりごえあげる余裕がありました。

少したってから、…よし、よしいける!と再び食材を手に勢いよく立ち上がったら、

かこーん!

と、今度は少し開いた食器棚の扉のかどっちょに脳天を打ち付けた。

にどめのほうが強力だったのか、今度はずしゃっと崩れおち、少し気絶したものの、痛みで気を取り戻して、横たわったまま、ちょっと泣いた。

そろりそろりと立ち上がると、くわんくわん視界が揺れているので、ちょっと死の予感がしたので、旦那に「頭うった」とだけメールした。

帰ってきた旦那にことのあらましを話すと、「ドリフですか」と言われた。

ドリフちゃうです、おれの人生の縮図。

1日経ったけど、まだ痛いし、寒いし、眠いので、たばこすったら寝ます。
姑ちゃんには親友が二人できたらしく、ちょうど3人で肩組んでお話し中。
花の昭和一桁トリオですな。
ってか、あんだけ家を出るの泣いて嫌がってたのに、めっちゃ馴染んどる。
ここいらへんも保育園ぽいなー。

私に気づいた姑ちゃんが
「あああ、むぎさああん!ちょうどあなたの話をしてたのよおお!ほらっ、こっちきてちょうだい」
ともてなしてくれた。

「こちらのお二人、大の仲良しなの。でこれね、うちの娘!」

ん?お?
以前まではちゃんと次男の嫁、って紹介してくれてたんだけど、娘に昇格しておる。
おれが、おかあさんおかあさんと呼ぶもんだから、おかあさんになっちゃったのか?
いや、まあ、光栄なんですけど

「あらあ、まあどうりで」
「ほんと、そっくりだと思った!」

ってソウダヨネー!そういう対応きちゃうじゃん!
確かにここんとこぐっと大人の女の魅力が、ってか所帯染みてふけましたけどさ、年齢差的に娘ちゃうよー、孫年齢だよー、ってか顔そっくりなわけないよー。
結局1日みんなに娘娘と紹介されるたびに、訂正するのもなんだししないのもなんだし、なんだかもうどうしようかなー、とひたすらニヘラニヘラしてました。
家に帰り、ケアマネさんとやりとりして、それを休憩時間の旦那に告げると結構な時間。

ふと、行かんでもええかな、さみいし、と頭をよぎるも、

父兄参観のなか、うちだけ誰もこないよお状態の姑ちゃん想像したらたまらんで家を出た。
やっぱりおれ、どこかで介護と保育を間違えてるなあ。

一時間遅れでちょうど昼食がすんで歓談中のところで到着。

…してやられた。

クリスマスのときはどこも家族参加だったからそんなもんかなー、って思ってたから来たら、家族、おれだけや!!!
あー、クリスマスとちゃうもんなー、豆まきやもんなー、しかも平日やしー、寒いしー、そりゃそやろなー。

ノリノリなのはおれか、おれだったのかー!
なんかおれが教室間違えたおばかさんみたいにみんなきょとんとこっちみよるがなー。
そんなわけでこの日は月に一度の一般解放日のイベントデーのデイサービス。

まあ、平たく言えば父兄参観のような…。

前回クリスマスイベントに行ったときは盛況のなか、興味あるときはすげえノリノリで、興味ない部分は帰ろうよお攻撃が凄かった。
ボランティアさんがピンクレディを歌い踊ってくれてるのに、ピンクレディなどどうでもいいと駄々をこねまくる姑ちゃん。
「皆さんもご一緒にー!」
とかボランティアさんがゆうとるので
「ほら、おかあさん、身体動かすと元気でますよー!あ、こりゃあいいや、腰痛体操にもなる!ほら、ほらっ」
と姑ちゃんの隣で全力で踊ってたら

「それではアンコールにおこたえして、一番盛り上がったピンクレディを!元気な方は一緒に前で!とくにそこの一番ノリのよかったあなた!さあ前へ!ほら、ほらっ」

とよりによってピンクレディがアンコールかよ、と困惑する間もなく、めっさ指さされてるの、おれやん!
他の家族とかみんなでるきないでのんびり拍手してるのに、おれ窮地!
てか真似してやってただけで、おれこう見えてピンクレディは全然世代ちゃうから振り付けしらねえよお!

と思いつつも、おれが踊れば姑ちゃんも興味もつやろ!
とヤケクソで
「おかーさーん!私踊るよー!見てねー!」
と壇上で手を降り、また、もう、なぜ二番までやるんだよ!普通一番だけじゃないのかよ!二番なんて歌詞すらしらねえし!

って、踊りきった。

いちお、姑ちゃんは手を叩いて喜んでいたが、後日写真を見ながら
「あー、この日は私踊りましたねえ」
「あら、そんなことがあったの?よかったわねー」
といともあっさり姑ちゃんの脳裏からは消え去った。

わかってはいたけど、認知症はつれない病だじぇ。
朝があまりに寒かったので、ぎりぎりまでこたつで粘ってから姑ちゃんちへデイサービスのお見送りをしに行ったら、ありゃ、車がもうついてる。

で、その横にいるのは、なんか身もだえして、車に乗るのに抵抗している姑ちゃんだ。

「おはよーござーいまーす!」

と元気よく声をかけると

「むぎさあん、鍵がないのお」

と泣き出さんばかりの姑ちゃん。

「鍵なら私がかけますから大丈夫ですよお」
「鍵が…鍵が…あった!あったわむぎさん!あった…ああああ、うえええ」

泣いているところをドナドナのように車に乗せられる姑ちゃん。
発進する前の車の前で、スタッフさんにいろいろ話をしていると
自動車の窓をばんばんばん、と叩いている姑ちゃん。
スタッフさんが窓を開けると

「はやくううう!むぎさんも乗るのよお!」
「いや私はいいんですよお」
「うえええええん」
「午後!午後には今日ね、見学行けますから!会えますから!」
「むぎさああん!!!うえっうえっぐすっ」

そのまま車は発進し、つれさられる姑ちゃんはやっぱりドナドナのような目をこちらから話さず、戦地に赴くかのように手を降り続けていた。

ふー。

なんか保育園のお見送りってこんな感じかのー。