血塗られた弁当 | 今日もますますふうたんぬるか

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ふうたんぬるか人のふうたんぬるか日常です。
基本的に色恋沙汰しか頭にないのに、なぜかそれすらおぼつかない。
三十路に入りおぼつかなさにも本腰が入ってきました。
てゆうか人生おぼつかない。
作家目指すとかうわごと言ってますよ。そしたらなんか結婚した。なぜだ。

うー、朝つれえ。
ぼー。

買い物さぼってるからなんもねえなあ。
肉魚類が一切…おお、卵がある。

あとはてきとーに野菜類で素敵な奥様弁当でもつくるかの。

キャベツをこの、ドイツの化学力が産んだ36段変形のスーパースライサーでしゃかしゃかしゃか。

はっはっはっ、あっという間に木っ端微塵だ。
やっぱり止める旦那にだだをこねたおして買った甲斐があるというもの。

しゃかしゃか…

お、う、

…指が…小指が木っ端微塵に…

瞬時に台所でマグロの解体ショーをやったごたる状況に。
あばばばば。

とりあえずタオルを巻き付けるも、みるみる血染めタオルができあがる。
圧迫止血法!圧迫止血法!
押す!とにかくぎゅーって押す!

とかやってたら、目を覚ました旦那が階段をてふてふ降りてきました。

「旦那様」
「え?何?どうしました?」
「たいしたことない!たいしたことないんだけどね、絆創膏とって」
「え!怪我したんですか?」
「うん、でもたいしたことない。たいしたことないけどいちばんでかい絆創膏持ってきて」
「何、ちょっと怪我見せ…うわああああ」
「痛くない!痛くないから絆創膏!」
「切ったんじゃないじゃないですか!面ですよ!面!絆創膏じゃなくてガーゼ!ってかこの血!ぼごぼごわいてる!10分くらい押さえてなさい!ああ、こんなときになぜ洗い物するの!血!血!いいから座って!」
「お風呂沸いてるよ」
「いいから!」

旦那が大袈裟に騒ぐので、そっとスライサーを隠そうとしたところ、

「ああ!やっぱそれですか!だから言ったのに!だから止めたのに!っていうかそれでえぐったの2度目でしょ!もう捨てなさい!」
「うわああ、せっかく買ったのにい!高かったのにい!合羽橋まで行ったのにい!」

都合の悪いことは重なるもので、今日はよりによって燃えないごみの日です。
捨てられたああああ。くやしいいいい。

病休明けの旦那がまた午前休とって病院連れてってくれました。

というか、連れて行かれた。
こんなかすり傷で病院などいかぬ!と逃げ惑っていたら、連れて行かれた。
ぐぬぬ。