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1元=約15円←チベットは中国通貨(泣
2006/6/24
カトマンズ~ダム
1日目~エベレスト行きたい人!
朝6時に、チベットツアー待ち合わせ場所のカトマンズ市内の旅行会社前に着いた。
そこにいたのは、欧米人男女と日本人女性1人。
「ちっ。また欧米カップルかよ。」
と思っていたら、組み合わせが違ってた。
ドイツ人の男と日本人女性がカップルで、ノルウェー人女性が1人なのだった。
日独カップルは、宿で知り合って恋仲になったらしい。(ええなー。ほんっとに私はこーいう事に縁がないなあ)
しかーも!その後、そーとーなことが判明してしまった。
私とノルウェー女性のツアーと、日独カップルのツアーは別の会社なんで国境を越えたら別れるらしいが、話を聞いたら、なんと!
私らのにはエベレストベースキャンプ(以下BC)がついてなくて、 彼らのにはついてることが判明!
しか----も!!!あっちのほうが100ドルも安い!
彼女らは、カトマンズ市内の旅行会社をシラミつぶしに当たって、やっと見つけたそうで、今はこっち(カトマンズ)から出るツアーで、エベレストBCに寄るものは実はほとんどないそうだ。
なんだよー!ウチの旅行会社のおっちゃん、「BCにも行ける」って行ってたのに!
スケジュール表にBC書いてないから、不安だったのが的中した。
・・・まあ、彼らのように一生懸命探さず、安易に宿の紹介で決めた自分のせいとあきらめることにする。
どっかからエベレストは見に行くらしいし。遠くからだけど。
悔しさに歯ぎしりをしながら、国境超え。
↑
ここで、彼らとは別れる私達だが、またまたうらやましい出来事が!
エベレストBCに行くルートは彼らだけらしく、4WDが貸切り!
私達は、他のツアーと合流するため、12人くらい追加・・・。
まじかよー!
マジうらやましい!
素敵な彼氏と、エベレストBCと、貸切4WDと、100ドル安い…。
うらやま死しそうである。
日ごろの行いが悪いのか、はたまた結局しあわせは私にはやってこないのか。
いつも羨ましがってばかりのような気がする。
ああ、私だってたまには羨ましがられたい!
中国人による入国審査を終え、他の客も合流し、4WD3台で移動する。
やはりチベットに来るくらいだから、カップルが1組いるだけでみんな1人旅(よーし!)。
日本人が1人くらいいるかと思ったのに、何十人もいるのに、アジア人は私だけである。
時差があるので、まだ午後2時前だったのに4時半過ぎに変わり、さっき朝昼ごはん食べたばかりなのに、いきなり国境近くのレストランに入る。
そんなんええから早く行こうぜ!
そこで何があったのか知らないが、ガイドがツーリストポリスに行って何か手続きをしなければならないのに警察がやってないらしく、私達は結局この街ダムにさっそく足止めをくらうことになった。
ほんとは今日泊るのは、ここから30キロくらい先の「ニャラム」ってとこだったのに、今日は国境超えだけで終わったことになった。
ぎゃー、超~時間のロス!
ところがである。
これを思ってたのは私だけではなかったようだ。
晩ご飯をみんなで食べている最中のことである。
カップルで来てる(後にただの友達同士と分かる)アグネスが立ち上がり、突然みんなに呼びかけた。
「ねえ!みんな!
エベレストBCに行きたいと思わない?
行きたい人、手を上げて!」
ハイハイハイハイハイ!!!
って、参観日で親にいいとこ見せようとしてる小学生並みの勢いで手を上げた私。
が、ふと周りを見てみると、なんと全員が挙手!
なーんだ。そっかー。じゃー、話が早い。
みんながクーデターを起こす前夜のレジスタンスたちのように、興奮し始める。隅からは小さなシュプレヒコールも上がる。
特に、エベレストBCへ行くのが夢だったというアグネスは大興奮!
その時、タイミングよくガイドが現れた。
ガイドは最初困っていたが、アグネスをはじめ、みんなの熱意(しつこさ)が通じ、翌日の予定を変更してエベレストBCへ行けることになった!!!
エベレスト入山料、ジープ代、他経費で48ドルの追加になってしまったが、しょーがない!
ここまで来て行けないなんていやだ。
ともあれ、明日はエベレスト(中国側からの呼び方はチョモランマ)が見れる!アグネスなどは、すうっごくご機嫌で自分で「エベレストの歌」を作り、歌っていた(笑)。
お~!面白くなってきた!