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2006/6/26
ティンリー(定日)
2日目~エベレスト到着!
夕方6時。
エベレストBCへ行く起点になる街「ティンリー」にやっと到着。
が、ここで車を全員降ろされる。
え、なんで?キャンプまで行くんでしょ?
ガイドが言うには、なんかトラブルがあってここから先は歩くか(片道2時間)、ロバの荷台でいってくれというのだ!
・・・が、もめてる時間はない。
夕暮れが近づいているのだ。
↑
どのロバにしよ~!選びほうだい。
2人ずつロバの荷台に乗り、ノロノロとBCを目指す。
ま、これはこれで楽しいではないかと思っていたのだが、一緒に乗ったアグネスは「ロバ~~!遅いのよ~~!キイイイイ~~!」って、しょっちゅうキレてた。こわい。
しかし、ほんっと激サム!激サム!激サム!激サム!激サム!・・・(続く)
持ってる服、ほとんど着込んできて良かった!そしてそして、まじでいい靴買っといて良かった~(泣)!!
中東でボロボロだった靴を捨て、パキとインドはサンダルで過ごしたので、カトマンズで探しに探して、まあまあなのを500ルピー(約750円)で買っといたのだ。
靴慣らしがいきなりエベレストっちゅうのは、なんて幸せな靴なんだ。
↑
ロバの荷台に揺られて1時間後、やっとベースキャンプに着いた!
隣でアグネスは、「お金払ったのに!ここまで来てくれないなんて!後で絶対文句言ってやる!」っていきまいていた。
ここにはたくさんのテントのホテルがあって、みやげモノもたくさん。
とにかく日が落ちないうちに、展望ポイントの山へ向かう。
↑
え!北澤さん!ここで何を??(右の少年、北澤さん激似)
しっかし、すっごい向かい風!
時々、ひょうも降ってきて顔に当たって痛いことったらない。
しかも雨まで降ってきた!最悪~~!(え?私のせい?)
↑
上から見たエベレストベースキャンプ
で、ひいひい登った展望山頂。
目の前にそびえ立つのは
世界中の登山家が憧れる
世界最高峰8848メートルの壮大なエベレスト、別名チョモランマ
・・・が
み、見えねえ~~!(大号泣)
なんてこった!ここまで来て!
たぶん二度と来ないぞ、こんなとこ、フツーに。
インドのあのアホみたいなピーカン晴れを今持ってきてくれ!1分でいいよ!!!
↑
ほんとはこの位置から、こんな感じにエベレストが見えるはずだった(旅行サイトより拝借)
あきらめきれず、自由時間ギリギリまでねばったが、結局雲は動かなかった…。くっそー・・・・!
自由時間の間、ずっと晴れ待ちをしてたので、土産物屋にもぜんぜん寄れなかった。
せめて、エベレスト記念スタンプ押してもらおうと思ったら、今日は日曜で郵便局がやってないって。
どこまでも残念すぎなんだよ!
↑
ちぇーーーーーーーー!!
再びロバに揺られての帰り道、私より執念でここまで来たはずのアグネスの落胆と怒りの横顔は、恐くて見れなかった。
呆然とする私たちを乗せた車が、今夜の宿に着いたのは(夕食にありついたのは)午後10時を過ぎていた。
全員(失望と疲れで)グッタリしてて口がきけてない。
宿は、チベタン家族が経営してるようで、おばちゃんの人柄が最高に楽しかったので疲れと心がかなり癒された。
部屋は汚なめのギュウギュウのドミだったが、雰囲気があってよかった。意外に良く眠れたし。
翌朝、遠くから少しだけ見れたエベレストの山頂。・・・きれいだ。君のすべてが見たかった。さよなら。もう会うことはないでしょう。