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※1パキスタンルピー=約2円
2006/5/3
フンザ
カラコルム・ハイウェイへ
午後2時。フンザへ向かうバスの出発場所に行くと、そこにいたのはボロっちい地元ちっくなバス。
デラックス・バスのチケットのはずなのに??
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飾りつけがデラックスって意味だった??
まあまあ、もうしょうがない、と、荷物を荷台に預ける。
が、中もそーとーにボロく、椅子もギシギシ!
すんごいヤナ予感~。
ものすごい振動とともに、走り始めて数十分後。
いきなりバスが止まって、運転手とかがレンチもって走り回る。
え、故障?
再び走り始めたのはいいが、止まった所は、車がいっぱいいる工場。ツナギを着たおじさんが、「俺にはできないね。」とばかりに首を振る。
え、修理すんの?今?
そして、再び向かった先は、また工場。
客乗せたまま修理工場周ってるんじゃないYO!
直すなーーー!
バスを変えろーーーー!
代わりのバスを呼んでーーー!
約2時間遅れでバスは山中へやっと向かった。
しかし、大丈夫か(汗)。
これから行くのが普通の道なら別にいいけど
今夜越えるのは
悪路で有名なカラコルムハイウェイ(KKH)
なのだから。
「旅行人」の掲示板の、この道に関するスレッドで、「旅の中で唯一死の恐怖を感じた」とまで書かれているところ。
数年前にはNHKのスタッフも転落事故で亡くなっているのだ。
飛行機もあるんだけど、今朝は天候の具合でキャンセルだったんだよね・・・。
↑
特に明け方に通るあたりは恐い!
ガードレールのない崖っぷちをくねくね飛ばしていく。
崖の下からは霧が出てて、向こうの山には星のような民家の家明かり。
私も同じように、「死の恐怖」を感じた・・・。
窓際に座ったことを後悔。
なので、寝ることにする。
↑
そして、バスの中で私は大変なことを忘れていたのを思い出した!
・・・現金がない!
しばらくはATMなど見ることは無いだろうから、ドイツでユーロを降ろすか、ドルを作っておこうと思っていたのをすっかり忘れてしまっていた!
今あるのは、両替して残った2500ルピーと50ドル札1枚・・・。
TC(トラベラーズチェック)は使い切っちゃったし。
めんどくさいと思っていたTCだが、やっぱりもっと持っておけばよかった!
まだ決めてないけど、もしここから西チベットに抜けるとしたら、ATMがありそうなカシュガルまでは現金勝負だろう、多分。
ていうか、50ドルでカシュガルまで行けないよ、宿代や飲食費入れて。フンザでもしばらく居るのに。
わー、どうしよう!ほんっとバカだな、私は。