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サラエボ
隣でグウグウ寝るイバナ。
・・・ああ、これが(ブルガリアの)彼だったらどんなにいいだろう。
超あせった~~~!
翌朝、目が覚めたらイバナはもういなかった。
↑私の貞操は守られました。
さて、ブロヴニク行きのバスは7時15分。
弟嫁アニータにバスターミナルまで送ってもらう。
ここでイバナと待ち合わせをしてて、彼女がバスの荷物預け代2マルカを宿泊代から払ってくれるはずなのだ。
が、何分たっても全然イバナは姿を現さない。
時間はどんどん過ぎていく。
そして、バス出発まであと15分をきった。
もう、無理だ!
荷物代のたった2マルカ(140円)のために、40マルカ(2800円)もしたバス代がふいになってしまうじゃないか!
私は、昨日イバナに残りのマルカ全部あげたので、コイン1枚もっていない。
あとはユーロのみ。
ただ、今から出るのに両替なんかしたくない。
アニータに「お願い!2マルカ貸して!あとでヤスナ(イバナ)にもらって!」って頼むも、お金を持ってきてないらしい。
がーん。もう両替しかない。
私は半泣きになって、すぐ近くの郵便局へ走る。
すると、係員はコーヒーを飲みながら笑いながら仕事中。
私は「あと10分しかないんだよ!早くしてお願い!」って、20ユーロ札を出した、その時!
彼らのシステムがダウン!
再起動するまでの数分が長ーーく感じたこと感じたこと。
なんとか両替してもらったマルカをひったくり、アニータと慌しくハグをして別れ、ターミナルへ走る。
バスにもなんとか間に合って、荷物代2マルカ払い、ぜーぜー言いながら乗り込んだ。
「くそイバナめ~!」って、ムカつきながら
貧乏ゆすりをして窓の外を見ていた
まさに出発時間のその時!
イバナがサンドイッチと水を抱えて走ってきた!
「走れメロス」であれば間に合って感動のエンディングであろうが、私にとってはもう遅い。
2マルカ返せ。
イバナはバスの中に入ってきて、サンドイッチと水をくれて「ごめんなさい!」みたいなことを言って、出発する間もずっと外で「急いだんだけど、転んじゃって!」みたいに、手のひらの傷を見せたりして、両手を合わせてずっと謝ってた。
なんか気の毒になって、「ドブロ!ドブロ!(もう、いいよ)」って叫んで手を振った。
・・・・なんかすっごいインパクトのあった1日だったわ~。
やっぱ、あれイバナだったんだよね?
なんかあの人の姿、ひとごとには思えなくて
「なんか、、、人生ちゃんとしよう」
となぜか奮い立った私であった。