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1ボリビアーノ=約13円(当時)

 

2005/7/11

ウユニ塩湖をめざして

 

ラパスの宿を早朝、出る。

みんなが見送ってくれて、男6人引き連れて(でもバックパックは自分でしょってる。悲しい。)。
オルーロまでバスで行き(20ボリ)、バスターミナルから列車の駅まで遠いのでタクシーで行く。

 

 


鉄道駅

 


実は、昨日列車のチケットを買いに行ったとき、2等はもう売り切れてて1等しか空いてなかったので1等を買ったのだが、料金が2倍だけあって、暖房つき&食事つきらしい。

 

 

が!おなかがすいてすいてたまらなかったので、駅前に出てた屋台でパスタ(屋台でパスタ。珍しい。そして美味しかった!)を食べる。
後にこれが正解となる。
食事付きといっても、固いパンにハムとチーズがはさんであるだけのものだったからだ。

 

 

可愛い車掌さん

 

 

列車の隣の席は、ラッキーにもすごいカワイイ男の子♪

今となっては懐かしいゴマキの弟のボリビア人風味。

寝てるときに、ふと目が覚めたら顔がまん前にあってお互い謝ったりしてた。愛いわ~。

 

 

しっかし、暖房、暑すぎ!

 

 

こんなんならもっと弱めて、2等にも全部ゆるい暖房入れればいいのに。途中のウユニ駅でタバコを吸いに降りたら、すっごく涼しく感じたくらいだよ。

 

 

 

 
朝、1時間遅れ(すぎ!)てトゥピサに着いた。

歩いて5分くらいで、ラパスで薦められた宿兼旅行会社「バレ・エルモソ」に着き、さっそくウユニツアーに申し込んだ。

ラパスの宿の紹介なんで5ドル割引で90ドル。

3泊4日。食費も宿もすべて込み。
まだ3人しか集まってなくて、このままだとあと10ドル追加になるかも。無事、6~7人集まれば一人当たりの金額が安く済むからだ。

 

 

小さい街トゥピサ

 

 

 

翌朝、ロビーに下りていったら、ちゃんと7人集まったって!
メンバーは、3カップル(アイルランド、イタリア、イギリス)+私。

 

 

…どーせ、そんなこったろうと思ったよ。


ったく、欧米人は1人で旅が出来んのか!←ひがみ100%

 

 

宿の子、かわいい♪

 


10時にツアー出発。
火山や壮大なアンデスの山々をかき分けながらランクルは走る。

夕方、1泊目の宿に着いた。

日干し煉瓦で出来た民家のような宿。

 

 

 

 

夕食が始まってからである。

アイルランド人カップルの男のほう、トムの様子がみるみるおかしくなっていった。

顔が真っ青で、「頭が痛い。」「吐き気がする。」「気分悪い。」

 


これは、ここっ、まさに高山病!



彼は食事もそこそこに部屋に休みに戻っていった。
そしてそれが、元気な彼を見た最後だった。
というのも、それ以来、ツアーの間中、彼は車の助手席で寝たまま、宿ではベッドに寝たまま、食事もほとんどとっていなかったのだ。

ほんとに大変なんだな、高山病って。
幸い、私は全然なったことないけど。

お母さん、健康に産んでくれてありがとう…。

 

 

ごはんはこんなかんじ
 

事件です、、衝撃の一夜

 

さて、寝るときの部屋割りが問題。

部屋はすべてトリプル(3人部屋)だからである。
私は結局、イギリス人カップルの部屋にお邪魔することになった…。
「ジャマしてごめんね~。」って言ったら、「何言ってんの~!」って抱きしめてくれて、「”なんていい人達なんだろう。”」って思ったのに、思ったのに…。

 


寒い。

 

寒くて寒くて寒くて寒くて寒くて寒くて寒くて寒くて寒くて寒くて寒くて寒くて寒くて寒くて寒くて寒くて寒くて寒くて寒くて寒くて寒くて寒くて寒くて寒くて寝られない。



ヒートテック上下、長袖Tシャツ、セーター2枚、ダウンジャケット、、ズボン2枚、ソックス2枚、アルパカの靴下、手袋、帽子、マフラー…。そして寝袋。毛布3枚。それでも寒い。

 

 

話では、今日が一番寒くて、意外にウユニ自体は寒くないそうだ。
さて、私は「ある予感」を持って眠りに着いたのだが、それが的中することになった。

 

 

寝入ってから30分くらいたったときである。

女のほうが口火を切った。

 


「・・・ジョン(彼)、まだ起きてる?」

 

(出た!)

 

「私、寒い…。」

 

(来たー!)



彼、ジョンは「待ってました」とばかりに、彼女のふとんの中に入っていった(のが分かった)。
チュッチュ、チュッチュしてる(音が聞こえる)。
彼女の体をさすってる(音が聞こえる)。

 


「ムギ、大丈夫かしら(起きないかしら)。」

「…大丈夫だよ。」

 

大丈夫じゃねーよメラメラ

 

 

私は、何とか寝ようと試みているときである。
ジョンの小さなうめき声が聞こえた!
その後、トイレットペーパーを巻き取る音も聞こえた!

 

 

 

 

ま、まさか…

 


エ、ヤってたんですかい?

(゚Д゚#)

 


私は、彼らのスパイスになっていることが情けなくてたまらなかった(「今日はアジアンテイスト」だとでも?)。

 

 

…神様、私、そんなに悪いことしましたか?

 

 

アルパカの靴下も手袋も、私の体は温められても心までは温められないのであった…。

 
 

 

 

…ほとんど眠れず夜が明けた。まったく~。
しかし、ほんと早朝は劇的に寒い!

しかも5時起きで出発である。
朝イチのコーヒーのなんとうまかったことか。

 

 

 

そして足のつま先が、あまりの寒さに痛い!

なにかつま先対策はないものだろうか。
たしか、とうがらしを数本入れておくと暖かいって聞いたことがあるのだが。
早く太陽のあたる場所へ行って~!

 

 

凍った車を火で溶かす!

 

 

ゆうべ、あまりにも寝られなかったので車では爆睡してしまった。

ふと目が覚めると、イタリア人カップルの男にがっぷりもたれかかっていた。
「あ、ご、ごめん!」って、ヨダレをふきながら言うと、「いいよ。寝てなよ。」って背中をぽんぽん叩かれた。(彼女にすごい目でにらまれた。)

 

 

そのときの気持ちは、「夜空のムコウ」風に言うと、「心の中のやらかい場所をしめつける~♪」ってかんじ。

なんか、ゆうべの影響か、気が弱くなり始めたなあ~。

 

 

凍った川から出られない!

 

 

さて、今夜の宿はこれまた日干し煉瓦の平屋ホテル。
しかし、今夜は全員が入れる7人部屋なので、さすがにここでは「あんなこと」は、できまい。

 

 

↑残念でした!

 
 

 

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注意 忘備録でもある当ブログは「読み物」としてお楽しみください。 ブログ内の、安宿情報やビザ情報、国境越え情報は昔のものです。現在は渡航できない国もあります。旅の最新情報は、現役の旅人さんのブログを参考にしてください。

 

 
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