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クラクフ
ブタペストからの列車で同じコンパートメントだったのは、ポーランド人の元気な女の子アレキサンドラ(以後アリー)。
なんか初対面で気があって、お互いすぐ寝転ぶ仲に。
昼間、ブタペストの温泉に行ったばっかりだったので、まだ濡れてる水着やバスタオルを部屋に干して乾かす。
車内は乾燥してるからむしろ湿度がちょうどいい。
コンパートメントこんな感じ。
クラクフ路線の列車は、ほんとに泥棒が多いらしく、いろんな人から注意されてたので(車掌もグルになってコンパートメントに催眠ガスを投げ入れたりするらしい。)、アリーと一緒にドアをロックし、ドア付近にバックパックを山積みにする。
が、安全のためとはいえ、とにかくパスポートコントロールとチケット検札が多杉!結局ほとんど寝れなかった。
明け方、車掌がものすごい勢いでドアを叩いて起こしてくれた。
「クラクフだよ!早く降りて!」
私達は飛び起き、散らばった荷物をかき集め、車外に転がり出た。
アリーにATMまで案内してもらい、声をかけてきたバックパッカーホステルの男の子についていくことにして、アリーとはハグしてお別れ。やー、なんだか楽しかった~。
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ドミのベッドは嫌いな上の段だったけど、柵付きで安心!!
今日は移動でちょっと疲れてるし、日曜日でアウシュビッツ内のバスは運休してるので行くのは明日にしよう。
宿で荷解きをしたら、今日はクラクフ市内の観光と明日のベルリン行きのバスチケットを買いに行く。
明日の夜便があれば、ベストなんだけどなあ。
アウシュビッツ見てすぐ出れるし。
地図を見ながらバスターミナルへ行く。
鉄道が止まる中央駅の裏側にあるはずだ。
・・・んん?なんか有刺鉄線で囲まれてるよ?
よく見ると、いやー!また工事中!!
やっと見つけたチケット売り場で、聞いてみたら、何とどの路線もベルリン行きのバスは昼発のド深夜着しかない。
着いてから明け方までターミナルにいるのはきついなあ~。
しょーがない。すこし高いくらいなんで、またまた列車にした。
でもその列車も朝発の夕方7時着で、それから宿探しっていうちょっとつらいスケジュールなんだけど。
やっぱ予定通りにはいかないわ、ヨーロッパ。
どっかで飛ぶか。
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一人でレストラン。これで1500円くらい。やはり旧ソ連。ボルシチっぽいの。
さて、「シンドラーのリスト」の舞台にもなったという、ユダヤ人ゲットーがあった場所「カジミエーシュ地区」へ行ってみる。
そこら中にシナゴーグ(ユダヤ人教会)があって、ポーランド最古のもある。
古くて大きなアパートメントがあって、まだ人が住んでるかんじ。
映画「戦場のピアニスト」の中の戦慄のワンシーン。
夕食中のユダヤ人家族の家にナチスが押し入って、おじいちゃんをイスごと窓から投げ落とすという。
まさにそれに出てくるアパートのようだった。
なんかすべての建物やすべての路地が訴えかけてるよう。
さて、クラクフで行ってみたかったのはアウシュビッツだけじゃなくて、「マンガ館」っていうとこ。
北斎漫画からとったペンネームの日本美術マニアのポーランド人「フェリクス・マンガ・ヤシェンスキ」氏のコレクションを展示してるとこ。
有名な浮世絵や版画の原版が1500点以上あるんだって。
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ここにもちゃんと皇室が来てる。
考えてみると、日本人だけどそいや浮世絵って近くで見たこと無いし、ぜひ見たいとテクテク延々歩いて行ってみた。
しかも日曜無料なんだよねー。ラッキー。
さて、到着したマンガ館、日本美術コーナーは・・・
ハイ!工事中~。
アハハッ♪(゚∀゚)←もう笑うしかない。
ナンなんだ!ここんとこの「工事中攻撃」。
妖怪コウジチュウでも憑いてるのか?
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日本といえばやっぱり将軍」。つうか何屋さん???
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