▼自己紹介はこちら
1シリアポンド=約2.2円
2006/2/16
ダマスカス
ヨルダンからシリアへ
アンマンからバスで4時間の、シリアの首都ダマスカスへ向かうため、朝8時にバスターミナルへ。
バスは9時発で、これを逃すと午後3時発になってしまい、到着が夜になってしまうのだ。
出発時刻近くになって、荷台に荷物をみんなが預けはじめた。
私もバックパックを渡すと、荷物を入れてた運転手が「ギブミー2JD。」だって。
え!荷物預け代?
中東ではじめて言われたかも。ていうか、他の人には言ってなかったよ?もしかしてチップ要求??
私はもう出国税の5JDしか持ってなかったので、財布を見せて「ごめーん。」って謝ったら、「乗れ」って言った。え?いいの?やっぱチップ??
するとである!!
私の後に来たおじさんとその運転手が何かもめはじめた!
運転手はおじさんにも「2JD払え」って言って、おじさんが怒った様子だ。
「アラー(神)がどうのこうの!」って言ってたので、アラーに恥ずかしくないのか!ってかんじだろうか。
アラビア語なんでぜんぜんわからない。
「まあ、すぐおさまるだろう。」と思ったら、だんだんケンカがひどくなっていった。
そして…
ついに運転手が手を出した!!!
それはいかん!いかんよ!
それまでは、仲裁に入ってた周りの人もそれを皮切りにエキサイト!止めに入った人も、巻き添え食って殴られ、「何をする!」って殴り返す。
通りすがりの人も巻き込まれていって、だんだんケンカ友達の輪ッ!が広がっていったのである。
そしてついにはパトカー到着。
運転手が連行されていった。
ほっ。
一段落か…。
え?運転手?
あかんやん・・・。
とほほー。
だれか運転できる人間と変わるとか、事務所から別の運転手が来るとかないわけ??
結局2時間近く、バスの中で運転手が警察から帰るのを待つはめになった。
そんなこんなで、入出国を終え、シリアのダマスカスのバスターミナルに着いたのは4時間後。
バスを降りたら、「タクシー?」「タクシー?」って運転手がゾンビのようにたかってくる。久しぶり~。なんか懐かしいー。
その中から、私が見せたホテルの住所の紙を「知ってる!知ってる!乗れ!」っていう運転手を選んで乗った。
走り始めてしばらくしてからである。
運ちゃんはタクシーを止め、道行く人に紙をみせ、どのへんか聞き始めた。
やっぱりね、、il||li _| ̄|○
↑再登場の4コマ。
あっちこっち散々走り回り、結局わからなかったので
適当なとこで降ろされた。
雨はどんどんひどくなる。冷たい!
とりあえず目的の宿に早く行きたい!寒い!!
しかし、道が迷路のように入り組んでいてぜんぜん見つからない!
看板の名前も道の名前もぜんぶアラビア語でわからない。
知らない街で、荷物をしょって宿探し。しかも雨。
ほんとこういうときが旅をやめたくなる瞬間だ。
なんとか目的の宿「Al-Rabie Hotel アルラビホテル」に、たどり着いたら、あいにくドミトリーはフル。
ああ、学生の休暇シーズンだからかー。
なんでしょーがないんで、シングルにとまる。
↑
入り組んでて分かりにくい!アルラビホテル。
朝から何も食べていないので、薦められた近所のチキン屋に行ってみた。やー、すごいよ。でかいでかい。
直径50センチはあろうかというホブス(薄焼きパン)にこんがりチキンが半分まるごと!!!
いつも食べ掛けでスイマセン。
中東で食事に必ずついてくる、カブのつけものみたいなのもうまい。
で、チキンの骨はそのまま床にポイポイすてる。
ていうか、チキンはうまくていいのだが、中東4ヶ月目。
・・・飽きたよ!もう秋田!
こんな毎日クリスマスみたいなご飯。
ああ、ブタが食べたい!!
ブタブタブタブタブタブタ・・・!!!
人一倍、ブタ大好きの私としてはそろそろ我慢の限界に近づいている。ポークカレー、トンカツ、ブタのしょうが焼き、豚しゃぶ~。
来月はじめはブルガリア。中東脱出。
ヨーグルトを食べる前に、豚ざんまいするぞう~!
←ブタのキモチ。
さて、夜、部屋で日記を書いていたら、こんどは
突然の停電。
宿の人が持ってきてくれたろうそくの明かりの中、ボーッとタバコをすう。
一応、全室暖房付きなんで暖かいのが救い。
雨の音を聞いていたら、だんだん投げやりな気分になってきて
「まあ、こういう日もあるよね。」って自分で自分を抱きしめてみた。
「抱きしめたい」かー。あー、今ミスチルが聞きたい。
MP-3プレーヤーが壊れてから数ヶ月、ずっと音楽聴いてないんだもんなあー。パソコンもないし。デジタル生活が恋しい。
パソコンもこれまたブルガリアで受取予定。
早くブルガリア行きたい~。
↑
宿の豪華なロビー
![下矢印](https://stat100.ameba.jp/blog/ucs/img/char/char3/121.png)