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2006/2/4
エルサレム
嘆きの壁
さて、エルサレムと言えば「嘆きの壁」。
ダマスカス門のゲートを抜けると、すぐに壁が見えてくる。
たくさんの人が壁に向かってお祈りをしている。
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祈る場所は男女別に別れている。
みんな(ユダヤ教のひとたち)は、頭を上下に揺らしながら、聖書を読みあげており、壁の隙間にはおびただしい数の紙が押し込まれている。願い事が書いてあるのだろうか。
壁の向かいには、警察の建物があり、その前に数百人とも思われるイスラエル兵がめっちゃいる。
みんな立派な銃を抱えていて、顔はほんとに子供みたいだ。
(まあ、兵役が20歳前後だからね。)
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気軽に写真撮影に応じてくれた18歳の子たち。
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その後、全員が整列し、ものすごいそろった歩調でどこかへ消えていった。
その様子を座ってみていたのだが、ハッと気がつくと駐車場の前。
やばい、やばい。無人の車には気をつけないと!
(爆弾のってるかも)
ユダヤ・ワールドへ
新市街へ行く途中にある「メアシェアリーム」。
そこは、敬虔な正統派ユダヤ教徒が戒律を守って暮らしている街。
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男性は長いクルクル巻きのもみあげに刈り上げた後頭部、黒いコートに黒いストッキング、黒いぼうしで真っ黒づくめ。
女性は普通の格好の人が多いが、既婚女性だけは毛糸の帽子で髪を隠す。子供だってクルクルヘア。
彼らは偶像崇拝を嫌うので、写真はもちろん手元だけでシャッターを押す。
しかし、そんなことしなくてもこの街では、みんな誰も私を見ない。ていうか、見なかったことにしてるかんじ。
よその(今までの)国にあったような、「どこからきたの?」みたいな好奇心もないし、「○○へようこそ。」みたいな友好ムードもない。
街が静まり返っていて、気のせいか、笑っている人がいない。
みんな目を伏せ、通り過ぎていく。
この街では、私のほうがおかしいのかと思った。
なんかいたたまれなくて、すぐに去った。
そうそう。旧市街の近くにはあのオスカー・シンドラーの墓がある。
強制収容所の自分の工場で働いていた1200人のユダヤ人を虐殺から救ったシンドラー。
墓の前では、欧米人観光客団体が、賛美歌を歌い上げてた。
このことを書くにあたってネットを調べていたら、戦時中、 外務省訓令に違反して、ユダヤ人難民6000人にビザを発給し続けた
杉原千畝」さんという人