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新トルコリラ=約88円。
※2004年のデノミ(通貨切り替え)によって、何万トルコリラっていう単位からゼロが6個消えたんでラッキー。昔は100万トルコリラ=85円とかだったそう。が、コインはまだまだ入り乱れている。
2005/12/9
イエメンビザ、獲ったど~!
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よゐこの濱口風に。
さてイスタンブールにわざわざやってきたのは、ほぼほぼ、このためだけである。
次に行く国イエメンのビザ(*)を取ること!
(※)ワンポイント よく言う、「ビザなしでOK」というのは、かなり省略した表現。正確に言うと、「事前にビザを取得しておかなくても良い」ということ。 事前にビザを取得してなくても、入国審査の時点でビザ(滞在許可)の発行をしてくれる(スタンプ押してくれる)ってこと。 なんで、「ビザが必要」というのは、事前に「この人間は入国しても大丈夫ですよ。」という滞在許可を前もって取っておかなければならない、ということです。 |
さっそく、日本領事館へ行くため、新市街に行く。
イエメンビザを取るには、日本大使館の紹介レターが必要なのだ。
なんかビルの間にあるモスクが、和洋混在って感じで、東洋と西洋の交差点であることを再認識する。
人の顔も、ガラッと彫刻っぽくなった。
日本大使館で、イエメンへ行く、というと外務省の「海外安全情報」のコピーをわたされ、読んだあと、「それでも行く」という内容の書類を2枚書かされた。
現在の危険情報は、「渡航の是非を検討してください」から「十分注意して下さい」に引き下げられていた。
レターの出来上がりは明日。
その足でイエメン大使館へ行こう。
しかし、日本領事館の人がすっごい腰が低いんで、どういうわけかと思ったら、そこにあった情報ノート(みんながいろんな情報を書き込む)に、「長い間、旅をしているがこんな態度の悪い領事館ははじめて。」とか「さすが官ですね。冷たいです。私達の税金がこんなことに使われて…」とかさんざん書いてあり、「速やかに対処します。」との領事館の返信が書いてあったのだ。
だからか~、いい時に来たな~(笑)。
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今夜の夕食??
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橋の下にはリバービューのおしゃれなカフェが!
翌日は、いよいよ本番、イエメン領事館へ。
そこでだ。姉さん、事件です!(←「ホテル」の高嶋政伸風に。てか姉いないけどね。)
イエメンビザの値段、60ドルと聞いていたのに、なななななななななななな…
なんと90ドル!(||゚Д゚)
1.5倍やんけ~~!
私は、日本領事館でレターまでもらって、朝イチで写真屋探して証明写真とって、バスと地下鉄乗り継いで延々歩いてここまでやってきたが、それでもかな~り躊躇して、「少し考えさせてくれ。」と時間をもらった。
結局、払ったけど、不安しかない。
ドバイからイエメンまで航空券も買うんだし!
「ああ、あれだけ手間かけて、大金払って来てよかった。」って思いますように(祈)!
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食いしん坊、バンザイ!
とにかく、声を大にして言おう。
イスタンブールって、 街にはいろんな美味しい食べ物がいーーーーーっぱい!
街にはいろんなスタンドが出てて、揚げたり焼いたりした魚、
おいしそうな焼いた肉のニオイ、
シーフードのピラフ、ケーキ…。
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街のいたるところに回転肉のケバブ屋。そいでくれてサンドイッチに。大体2リラ
そしてうまい!ぜんぶ美味い!!!
そして、とにかくシーフードがいきなり充実!
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イスタン名物。サバサンド!こんな焼いたり揚げたりしたサバをパンにはさんで食べる。うま!4リラ。港に行くと船で買える名物サバサンド屋もあるらしい!
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ガラダ橋の桟橋にはシーフードがいっぱい!ムール貝の中にしょうゆっぽいゴハンが詰めてある!うまい!一個0.5リラ。
「あのモロッコ」から来た私にとって、まさに食欲大爆発!
って感じで、滞在4日間は食べまくった。
このあとのイエメンも食が大変そうなんで、食いだめだ~!
グランドバザールでゴザ~ル
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さっきから古い??
さて、宿の近くに、「グランドバザール」って言う約4000軒の店がひしめく市場がある。
「市場」って、国によって言い方が違うんだよね。
こっちは「バザール」、アメリカでは「マーケット」、南米では「メルカド」、フランスでは「マルシェ」とか。
なんで、国が変わるとピンとこない。
とりあえず、見物に行って見ると…
すっっ・・ごい!
よく各店の人毎日迷わずに出勤できるなあ~!ってかんじ!
私なら毎日遅刻だ。てか店に行き着けない。
たぶん、「あとで来よう。」と思っても同じ店には戻れないであろう。
もしなんか買うんなら即決しかない。
あ~あ、いつかほんとに、
「この旅で買うのをあきらめたものを買い集める旅」
が、いつかしたい!
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もひとつ、ガラタ橋のふもとに商人のための「エジプシャンバザール」ってのもある。
私はど~しても!カレーが作りたかったので、全然見かけないカレーパウダーを探しに出た。
そして発見!やった~!これで明日はカレーだ!
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え!やっぱりやるんだ、クリスマス。
イスラム圏だけあって、やっぱりどこを探しても豚肉はないので、やっぱりチキンカレーになってしまうのはしかたがないな。
でも、イスラム圏って、豚そのものが存在さえしてないのかなあ?
豚かあ…食べたい。
なんか豚にしか出せない味ってあるよね。
トンカツや生姜焼きみたいに、他の肉じゃ替えがきかないというか。ていうか、今回は食べ物の話ばっかだなあ(笑)。
よっぽどモロッコでストレスがたまってたとみえる。自分。
ロンドン経由の飛行機は朝9時発なんで、空港までの送迎サービス会社にお願いする。10リラ。
5リラって聞いてたけど、日曜日だから高いのか?
出発前日は、エジプシャンバザールで買ったカレー粉を使って、宿泊客に料理好きの男の子がいたので一緒に一日かけて
炊き出し並みのカレー
を作る。うまかった~。食後はみんなで飲み。
ワインも久々に飲んで、盛り上がって気がつけば夜中2時!
朝6時には迎えのバンが来るので、酔ったし少し寝ることにした。
・・・もう、長いお付き合いの私の読者の方なら、展開がお分かりだろう。
その通り!ピンポン♪
案の定、寝過ごしました~。
誰かに肩を揺さぶられて起きたら、それは管理人さんで
「バ、バン来てるよ・・・(汗)!」
私は大パニックになり、熊みたいにウロウロオロオロしてしまった。
結局バンは行ってしまったので、タクシーで行くしかない、とお金を取り出し、猛スピードで身支度&パッキング!
「よし!コーヒー一杯飲める!」と思ったら、また管理人さんが
「バ、バンが戻ってきたよ(汗)!」
いろんなホテルを回って人を拾っていくので最後に回してくれたのだろう。
私は管理人さんに慌ただしくお礼を言って、宿から転がり出た。
ドライバーにも乗客にも平謝りしてバンに乗り込んだ。
そして、この朝を皮切りに、イエメンへたどり着くまで怒涛の2日間が始まるのであった。