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※1ディラハム(DH)=約12円



2005/11/8

マラケシュ

あれ?いごこちいい?

 
明け方5時。

モスクから大音量で「アザーン(「お祈りしましょう~」ってイスラムのコーランが街中に流れる。1日5回。)」が鳴り響く。
それで1回目がさめ、また眠る。

2回目のアザーンでようやく起きだす。

マラケシュに来てもう5日。

こんなのにも慣れてきた。


その後は、「ハンマム(公衆浴場)」に出かける。

安いし、宿の共同シャワーより断然熱いお湯がふんだんに出て快適なのだ。宿によってはホットシャワーに料金がいるらしいし。

 

ハンマムの入り口(男女別)最初は公衆トイレとばかり思っていた。

 

ハンマムの入り方

(1)入り口ののれんをくぐって、受付のおばちゃんに入浴料(10DH)を払う。
※ハンマムは盗難のメッカらしいので最低限のお金以外は持っていかないように。袋もズタ袋で行こう。
(2)その場で服を脱いで、持って来た袋に入れて棚に置く。
※マッパになる人もいるが、抵抗がある人はセパレート水着の下をはいていこう。パンツのままの人もいる。私は水着で。ちなみに湯船はない。
(3)洗い場入り口にある大きいバケツを持って入る。蛇口からそれにお湯を汲み、手桶を使って体を洗う。
※この手桶、貸してくれるけど垢で汚いので持参しよう。私は大ペットボトルの下半分を切って持っていった。また入り口で2DHでクレイ(泥パック)を売っている。顔や髪、体に塗ってしばらくして洗い流す。髪サラサラの顔ツルツル!はまりそう~。

 
 
 

ここでは、よく他の人から「背中流そうか?」ってお互い洗いっこしてた。まさに裸の付き合い。ビバノンノン♪
私が軽石でカカトをこすっていたら、みんなが興味しんしんで見てた。盗られるかと思った。
しかし、ジュラバで隠されているモロッコ女性の体はまさに迫力裸体だったなあ。
 
 

ジュラバ(体を覆う服)
 

さて、このマラケシュのメディナ(旧市街)
 
 
世界遺産なんだそうだ。
 
 
そのメディナにあるスークはモロッコ1といわれるほどのぶっちゃけ商店街。迷路のようになってて、すごく広くて、カテゴリごとにエリアが分かれてて、同じところをグルグル周っていることも。
 
 
 
 
 
すごい細い道を人々が行き交い、その中をロバやバイクや自転車が通り抜ける。
あふれんばかりの美しい品々の山で、モロッコだけの旅行なら欲しいものだらけだった。

 

 

 
しかし、鍛冶屋のスークとか、革なめし職人のスークとか、なんかドラクエの世界みたいで、部屋の隅の壺をのぞこうかと思ったよ。
 
 
 
 
♪マラケッシュ~、何とかの街~、って昔松田聖子が歌っていたが、街を歩く限り、聖子というより久保田早紀(「異邦人」)ってかんじだ。
夕昏のフナ広場を眺めていると、ほんとに心から「きれいだなあ~…。」って思う。
 
 
 
行き交うジュラバを着た人々、夕焼けに染まるモスク、響くコーラン。
重厚な歴史とロマンを感じるというか、厳格にて壮厳にて幻想的。どことなく懐かしい。「美しいなあ~…」ってほんとに思う。
 
 
 
 

馬車にひかれる!

 
その事件は、ここフナ広場で起きた。
私の撮った動画の中に、突然画面が激しく揺れる場面がある。
 
 
そ、それは…
 
 
撮影中、近づいてきたロバの荷車をぎりぎりでよけたとき
 
 
つま先を轢かれた瞬間である!
(しかもサンダルばき)

「ぎゃぽ~!」
 
 
って、私はのだめ(「のだめカンタービレ」。)のような叫びをあげ、ヨロヨロとその場を離れた。
誰かと一緒なら「いったあ~い!」ってすがりつくこともできるだろうが、今の私はひとりで平気な振りをして立ち去らなければならない。
 
 
つらすぎる。
痛すぎる。
恥ずかしすぎる。
アホすぎる。
 
 
あとで見たら、ひかれた右足の親指の爪が内出血で変色していた。ほんとこれだけで済んで良かった、、、骨折してなくてよかった(涙)。
今は、背後からなんか人以外の音がしたらよける癖がついている。
 
 
猛スピードで走る馬車。逆によく指だけですんだと思う。


さて、夕食は大体ここフナ広場で食べる。
フナ広場はモロッコ1っていうくらいの賑わいで、夕方になるとすごい数の屋台が現れ、大道芸や怪しい物売り(バイアグラもあったよ)、音楽団や露天商がひしめく。
地元の人間や観光客で大賑わい。
すごいエネルギー。毎晩てのがすごい。
 
 


あいかわらず「コニチワー」「ナカター」「トモダチー」「ジャポーン」「ビンボープライス(安いよと言いたいのであろう)」と、ひとつ覚え攻撃も街になれたせいか、ほほえましい。
たまに「イナモト!」って変化球も来る。
 
 
 

スカーフしてサングラスして歩いてたら、全然言われなくて何か張り合いなくてスカーフ取っちゃったら、あっという間に日本語攻撃。
ホッと一安心。もう言われないとさみしくなった(笑)。
 
 
羊の頭!脳みそを煮込むタジン!無理!!!
 
 
誰かが面白がって教えたのであろう、「アイーン!ドウゾー!アイーン!」て志村けんのマネや、「イッス(パチン!)マイル(パチン!)デッス(指差し!)」って宮迫のギャグでの体を張った呼び込みに、つい「プッ」となり、その店に入ってしまうこともしばしばである。
 
 
アイーン。可愛い。
 
 
そして食事には毎回しょうゆ持参の私。
地中海が近いこともあって、魚もたくさん屋台に並ぶ(ほとんどフライだけど)ので、しょうゆをかけてゴハン(サラダ扱いなので冷たい)と食べるともうやっぱ最高!
アルゼンチンではずっと肉三昧だったので、こっちに来てからはずっと魚ばっかり。
 
 
 
 

モロッコの美味しいもの劇場!

 
■タジン
モロッコ風煮込み料理。25DH。スパイスが効いてて美味しい。デコレートされたジャガイモの中には羊や鶏肉が。私は鶏肉のほうが好き。
 
 
■クスクス(って名前のイカ天バンドがいたよね)
スープと粒状パスタを混ぜて食べる。これも羊や鶏肉がある。あんまり好きじゃないかな。
 
デザートのケーキの屋台
げげげ激甘!一緒に出されるハッカのお茶みたいなのも歯がとけそうに甘い!
 
■街のサンドイッチ
大体私の朝昼兼用の常食。18DH。中に焼いた鶏肉がふんだんに入っていて激うま。
 
■かたつむりのお茶
身も食べる。5DH。甘い紅茶の味がする。無理。子供が寄ってきて「ちょうだい」って言うのであげた。残すの分かってるな?

 
こんな楽しいフナ広場ではあるが、おどかすわけではないが、やっぱ気をつけて。
私はいつもジーンズの左前ポケットに財布(ひも付き)、右前ポケットにデジカメを入れて、両手を突っ込んで歩いている。
一度、人ごみの中で完全に人の手がポケットに入ってきたことがあるのだ。スリだ、スリ。
手が当たって、あきらめたと思うのだが、かなり怖かった。
通りすがりに後ろポケットにも手をつっこまれたことがあるが、残念ながらタバコしか入ってないんだよ~ん。
 
 
ちなみに屋台にはそれぞれ番号が振ってある。15番の屋台はサバフライが4匹で20DHと安い。12番の屋台も安くて元気。ミントティーが無料!
 
 
 

 

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