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※1モロッコディラハム(DH)=約12円
2005/11/9
ロンドン経由でモロッコへ
てんやわんや移動!
アルゼンチンの国際空港までのシャトルバスの中、
何気に今日のチケットを確認した私。
その時、「愕然」という言葉の意味を体感した。
((((;゜Д゜)))ガクガク
ブエノスから経由地のロンドン着の空港はLHR。
ロンドンからマラケシュまでのロンドンの空港はガトウィック空港になっている。LHRはどう考えてもヒースロー空港。
…くくく、空港が別?
気がつかなかったよ、今まで!
↑
空港の英国航空のカウンターでチェックイン時、聞いてみたらやっぱり自分で移動しなければならないようだ。
あほやーil||li _| ̄|○ il||li まじで?
しかも15ポンドだって!空港間シャトルバス!
え~と、1ポンドは今205円くらいだから…
うええ!3000円!ごふっ(←財布が血を吐いた音)
たしか以前ネットで見たが、ロンドンの地下鉄の初乗り料金が3ポンド(600円)になって、世界一高い初乗り料金になったって書いてあったな。
やっぱり、無理だ~。イギリス。
今回の旅では、寄ったら財布が出血多量で死んでしまう。
エアーズロックで会った子とか、ガラパゴスで会った子たちに連絡して昼ごはんでもとも思ったが、これでは街にさえ出れない。
昔、ロンドンに短期ホームスティして手紙のやり取りしてる家族とも再会してみたかったなあ~。
よく暮らせてるなあ、イギリス人。
↑
この子も今は15歳くらいのはず。
14時間後にロンドンはヒースロー空港に到着した。
時差もあってほんとは朝4時(アルゼンチン)だけど、8時に直す。
そいや、アルゼンチンと日本の時差ってピッタリ12時間だったんだよ。
そして、泣く泣く高いバスで移動したガトウィック空港内で数時間をつぶす。
ちょっと寝よう、とソファに横になって寝た。
そして、ハッと目覚めて時計を見たら
搭乗10分前!ギャー
あんなに時間があったのに最後はやっぱり走るはめに。
アメリカを出るときも同じことあったよね。↓
・・・一回、脳みそ洗ったほうがいいんじゃないか?私。
↑
こんな時代もあったんですね。トイレに灰皿。
モロッコ
いきなり最終ページの刑!!!
モロッコの到着ロビーに入ったとたん、約9ヶ月いた中南米とはまったく違う匂いの、違う人種の、とにかく「違う」ものだらけ。
いや、「新しい」って言ったほうが前向きか。
↑
アラビア語の入国カード。読めね~!(英語の併記あり)
でも、とにかく今までとはまったく違う世界に一瞬足がすくみ、途方にくれてしまった。
「南米、帰りたい…」
ハッ!いかんいかん。パシッ←ほほを叩く音。
進め!進むんだ!
入国審査の前にタバコ吸おうと喫煙所へ。
すると次々と人が集まり、煙の輪ができた。
それが全部女性だったのには笑った。
入国審査、なんでか私だけいろいろ質問されて、他の人の3人分くらいの時間がかかった。
しかも、アルゼンチンからここまで乗ってきた搭乗券の半券を見せろ、とか、これからの航空チケットを見せろとか、いろいろしつこい。「もしや入国拒否?」とか不安になったが、なんとかスタンプをもらえた。ナンだったんだ?
で、どんなスタンプなのかページをめくって見た瞬間
私はキレたね。
…お~の~れ~…!
たっぷり余白ページがあるのに"最終ページ"に押してんじゃないよ!
スタンプって、押してもらうときハラハラする。
順番にきちんと詰めて押していって欲しい日本人の私。
メキシコなんか、めくって開いたところに押すってかんじでめちゃくちゃだったし、斜めに押されると本当キーッってなる。
横に押してくれたらその分もう1個押せるのに~とか。
ほとんどの欧米人にはホテルから迎えが来てて、次々と駆け寄り握手をして車まで送ってくれてる。
その中を、1人で歩いて抜ける。
よくある光景だが(いつものことだが)今日はすごくうらやましかった。
絵みたいなアラビア語の看板。
濃い顔。
民族衣装。
わけわかんない言葉…。
思い切って空港の外に出る。
空気さえ違う気がする。
もう夜9時なので、タクシーで安宿街があるメディナ(旧市街)まで行く。
メディナは城壁に囲まれた街なので、入り口までしかタクシーは入れない。運ちゃんが、(私が行きたいといった)ホテルの場所を説明してくれて「気をつけて!」って去る。
心細いので、いくらか払って付いてきてもらおうかと思ったのだが、甘えててはいかん!と自分を奮い立たせ、夜の喧騒のフナ広場へ一歩、足を踏み入れる。
↑
うるさい。すごい人ごみ。
あやしい物売り。
屋台だらけの広場。
変な音楽かかってる。
あ、蛇使いがいる。
通り過ぎる男たちがみんな二度見や首を曲げて私を見ていく。
「コニチハー!」
「ジャポン?」
「トモダチー」
「ジャキーチェン!」
ああ、今はやめて。
明日にして~!
私の横を、欧米人カップルの女性が
彼に守られるように肩を抱かれて通り過ぎていく。
ああ、ほんとにうらやましい。うらやましい。うらやましい。うらやましい。うらやましい。うらやましい。うらやましい。うらやましい。うらやましい。うらやましい。うらやましい。うらやましい。今だけは本当にうらやましい。も一回うらやましい。しつこいけど、うらやましい。今だけは本当にうらやましい!!
さて、なんとか目的の安宿を見つけた。
とにかくもう今日は寝たい!
昨日、ほとんど機内で寝てなかったし。
そして、受付から帰ってきた答えは、「フル(満室)」。
ああ…_| ̄|○
いったんは、他のホテルを回ろうかと思ったのだが、つかれきってたし、なんせもう9時過ぎだ。怖いよね。
なんで、今夜だけツイン(値段2倍)の部屋に泊まることにした。明日はシングルが空くって言うし。
そして、案内された部屋は…
ベッドが10個!
ひとり修学旅行か!!
いや、もうそんなことどうでもいい。寝たい。
フナ広場の喧騒が部屋に響く。
不安と期待の中、ベッドにはいり、泥のように眠った。
目覚めたのはなんと14時間後であった。