衣服標本家 長谷川さんの
「DEATHファッション展」へ
本物の、実際に着用されてもいた
19世紀、18世紀などの衣服を解剖?ほどいて構造を研究され、当時の洋裁・縫製技術など解き明かされたり、修繕されたりなさってる凄い方✨
(本も出されてて、これがもうお宝!!)
今回は化学などの知識が未達だった時代ゆえ…の、装うのがまさに「命懸け」になってしまったモノたちが
長谷川氏の詳しく、そしてスッと入ってくる解説文などと多数展示
前の「半 分解展」はモタモタしてて行きそびれて本気で後悔したので、今回はチケットは前売りから準備!(当日券よりかなりお得)
多少はファッション史の知識あるので、パリ(ス)グリーンの染料の危険性などの話や、クリノリンドレスのフープで大怪我や亡くなった方がいるのも知ってたけど、直に多角度から観られるってすごい体験
吊り下げ展示のクリノリンのブーブの中に入れちゃったり(動画)
本物のアビ・ア・ラ・フランセーズ!!(ルイ16世時代あたりの)
後ろの複雑なプリーツも手に取って直にどんな造りかを見られちゃうし!
バッスルドレスがあえて裏返しで構造を見放題!とか!
在廊されてる長谷川氏のから直にお話を…会場内でバッタリと目が合った時に、ちょうどお一人だったので色々お聞きしちゃって
長谷川氏に、いつか人形の衣装で縫いたいからとルイ14世時代の男性宮廷服について質問したら、なんとバックヤードから本物(ルイ15世の頃)のジュストコール出してきて見せてくださった!
「アンジェリク」(ゴロン夫妻の歴史小説)のアンジェリクのドレスとフィリップの宮廷服が縫いたいのね
その当時のドレスの着付けの描写で、胸当てなど留めつけるのに
「ピンで留める」って描写が出てくるのが、どんな感じのピンややり方なのかわからず…これもお聞きしたら、19世紀ので同じ役割をさせていたピン実物を見せて説明も!!
初対面で急にお聞きしたのにも関わらず、本当にありがとうございました!!
パリグリーンはヒ素を含んでいて、かなり健康被害あったとか、モーヴ(初期の頃)カラーも実は人体に良く無い染料だったとか、
ナポレオン時代のシュミーズドレスは極薄でそれで健康そこねた貴婦人たちが…とか
乗馬で女性が馬の背にまたがるのはハシタナイからと横乗りで乗らされ、それに合わせたスカートの工夫など
深い!
もっと知りたい!
ファッション史ほんと面白い!
あともしや?という気づきがあったけど、それはまた