行ってきました
セットリストはこちら。
二部はアンコールに「レットミー・トライアゲイン」がプラス…、サヨナラ公演の「ザ・レビュースコープ」で唱われていた曲。

連れ(ルコ仲間)とお喋りしてて開演前にセットリスト見てなかったので、一部のイントロが流れて「メイフラワー」だ!と、ときめく…トップお披露目作品から始まる!そうよね!
幕が開いて…黒いサテンのフリルシャツに黒いパンツスタイルでヘアスタイルもショートで凛凛しいペイ(高汐巴)さん、少し蓮っぱなマリー再びな、今も艶やかなヒト(若葉ひろみ)ちゃんに、むきゃー
しかし…ペイさん、お声にアクシデントが
(まさえちゃんも歌声がかすれてる…)
でもね、独特の台詞まわしとか立ち姿とか、30年以上経っていても現役時代をすぐ思い出せるから、脳内補完できる…。
たしかに、万全ので拝見したかったとは思えど…こうなって一番悔しいのはご本人だものね。
トップ時代のお芝居の代表的な場面をダイジェストで次々に。
「名探偵はひとりぼっち」ではブルゾン羽織ってデイヴィッドに。客席を廻りながら語るように歌うようにされるなかで、声のアクシデントについてデイヴィッドのままお詫びもされる…こういう軽妙なアドリブ巧者でいらっしゃるペイさんも大好きなので。
(現役時代も「ショー・アップ・ショー」の中であった日々のアドリブ、何をおっしゃるのかが楽しみで楽しみで、ちょうどルコ(朝香じゅん)おちした作品でもあり、学生の分際で放課後とか休日に日比谷に通いつめてチケットどんどん増やして初めて二桁観劇した作品)
今回のは「恋天狗」(1981年だから私がヅカに出会う前の作品)以外はありがたいことに全部、生で観てました。
10代の記憶力抜群の年頃に観ていた作品たちなので、ダイジェストで観てもすぐ、場面の情景とか衣装とかその場の前後も、台詞や曲も鮮明に蘇る。
中高の時は学校の休み時間とかに友人たちとショーの振りを真似て踊ってみたり、主題歌をピアノで弾いてみたり…ほんとにヅカ三昧(国語と地理と歴史には強くなるからヅカ三昧は無駄ではない!)
…情けないことに、今の作品は大抵、観ても主題歌すらロクに覚えてない…まぁ回数も大して観てないけれど。
ペイさんのサビーニン(遥かなる旅路の果てに)、ナポレオン(愛あれば命は永遠に)
、クロード(琥珀色の雨にぬれて)、アントニー(真紅なる海に祈りを)…書ききれない、どれも好きすぎるっっ

目の前の舞台を堪能しつつ、脳内再生も忙しいからか、ついつい倍、観たような気になる…
ヒトちゃんマサエちゃんは作品イメージに合わせた衣装や髪型への早変りありで、ヒトちゃんの絶品ジョセフィーヌ(愛あれば命は永遠に)やシャロン(琥珀色の雨にぬれて)、
マサエちゃんのクレオパトラ、マリーア(微風のマドリガル)、ハンナ(あの日薔薇一輪)、フランソワーズ(琥珀色の雨にぬれて)、メイ(テンダーグリーン)…
そう!「テンダーグリーン」や「愛あれば命は永遠に」「琥珀色の雨にぬれて」は懐かしの当時の舞台の映像も挟みながらで、在りし日のなーちゃん(故 大浦みずきさん)のイポリット(愛あれば命は永遠に)のお姿も…もうもう、あっちこっちの場面で、つい泣けてしまう…
「テンダーグリーン」のソーンがメイに少しずつ心を開いていく場面の映像が流れ、今のお二人でその場面が再現…ペイさんの少しシニカルな持ち味と、マサエちゃんのまっすぐピュアーな持ち味とを上手く活かした名場面…ここも泣ける…。
「琥珀色の雨にぬれて」は、"セラヴィ"をなーちゃんルイの映像から今のペイクロード、ヒトシャロン、まさえフランソワーズという初演キャストでまた聴けて嬉しすぎる。
琥珀は、ペイさん主演の初演と再演どちらも最高!!
再演のは、ペイさんの退団前の全国ツアー(地方公演)ではルコ(朝香じゅん)ルイが素晴らしくカッコ良くて、まさえちゃんは艶やかなシャロンだったのとかも思いだしちゃう…。
当時の空気感ごと思い出す…。
「あの日薔薇一輪」では白薔薇を一輪持ちながら主題歌を…そして、歌い終わりにその薔薇にキス
して客席3列目にいらっしゃる但馬久美 元花組組長めがけて投げられ、リンちゃんさん見事にキャッチ!!を間近で観られてキャー
リンちゃんさん、今も凛々しくお美しい!!
二部のショーのほうではペイさんはアラベスク模様な素敵なフリルシャツ姿に。
ヒトちゃん、まさえちゃんは宝塚の娘役らしいショー仕様ドレスとヘアスタイルで。
ペイさんのお声、少しずつ持ち直してこられ、トークコーナーではそのノドの事もご自身で散々、ネタにされながら…。
まさえちゃんが豊島区の文化大使?のような事をされているそうで、数年越しで実現したイベントなのだと。
まさえちゃんも11ヶ月前からノドを傷められて万全ではないと(お大事に!)
苦労話、大変なお話なのに、ヒトちゃんの美しくも絶妙なツッコミもあり、ペイさんも「高汐アウト!」と…ここ笑ったわー
なーちゃんの思い出話も少し。
(お別れの会も参列したし、あれからもう10年にもなるのに、私は喪失感というより、なーちゃんは今、色んな物から解き放たれて自由に舞っていらっしゃる、という気がしてしまって)
ヒトちゃんは「愛あれば命は永遠に」で退団されたから、それ以降の作品を新たに覚えて歌われたり踊られたりはさらに大変だったと思うけど、ショーアップのプロローグの振りとかマサエちゃんと一緒に踊られたり大活躍。
あ、ヒトちゃんの現役時代の懐かし映像は「ラ・ラ・フローラ」の「花占い」をフルで…筋肉少女と呼ばれていたそう。ヒトちゃんの横で踊るピノ(瀬川佳英)ちゃん、キャル(ひびき美都)ちゃんとか懐かしいな…。
(今の宝塚は真ん中とある程度のスターや上級生しかもう分からないけど、あの頃の贔屓組の生徒さんは愛称含めてみーんな覚えてたよ…)
「タッチ・ミー」の時、ペイさんは客席に向けて少し屈みこんでハイタッチする振りを何度かされて、そのうちの一回は確実に私めがけてしてくださった(最前列バンザイ)と
…嬉し~~~い
レットミー・トライアゲインは…泣かずにいられるわけがナイ( ;∀;)
カーテンコールに出てきてくださった、コーラス参加のゆか(三矢直生)ちゃん、むっちゃん(福麻むつ美)、構成演出の三木章雄先生や公演スタッフさん交えてのトークもえみふる!
三木章雄先生の私にとっての最高傑作は「ヒーローズ」だわ…あのプロローグ…バイクにまたがってジャンプスーツのトップ3のかっこよさったら
開演前や幕間にお久しぶり!!な友人知人に何人も会えて嬉しかったな♪
この日は別の舞台を観にいらしてたルコ仲間とも終演後に短時間ながらお茶できて…30年経ってても瞬時にあの頃の関係性に戻る。愉しくもオソロシイ…。
この公演はDVDの販売があるそう。
ぜひ!宝塚スカイステージでも放送してほしいな…(ぜひとも初回のペイさんのお声が無事な方ので)
そして今…ルコさんの歌声が聴きたくて聴きたくて、ルコスマイルに会いたくてたまらん状態…。
