改めてマインドセットって、、 | 母体武道 合気道 無元塾

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成田伝合気道で唱えられた母体武道をさらに洗練させて、武道のみならず、セラピー、ボディワーク、普段の立ち居振る舞いなどの根元となる普遍的なものをお伝えしております。

そもそもマインドセットとは何なのか、

 

例えばそれは幼少期からの、様々な洗脳的に刷り込まれてきた考え方。

 

そして、大人になるにつれ、何らかの状態で固定化したもの、、

 

そういうものを簡単に変えなさいと言われて、変えることが出来るのでしょうか?

 

世の中の流れは、何事も楽に成し得たいということなので、

 

そういう多面的なマインドセットをそのままに、何も変化させることなく、何かを達成することが出来ることをみんな望むのですが、

 

そんなに甘くはないというのは周知の事実で、

 

そこでなんらかの目標を立てて、それに達成するプロセスで邪魔をするマインドセットを変える必要が出てくるのですが、

 

冒頭のように、そんなに簡単に、変えることが出来なくて、

 

みんな悩み苦しむのです。

 

それ以前に、その状況に麻痺していて、気付きもしない状態でもあるのかもしれません。

 

そのために、まずしなければならないことは、自分に向き合う、ということなのです。

 

そして自分の何が邪魔をしているのかを知ることが必要で、

 

その邪魔をしている原因は何なのかを、

 

また、その原因はどこから来ているのかを、

 

とにかく探っていくのです。

 

面倒くさいですか?

 

 

でもその探る作業は、別に思考を使う必要はないのです。

 

 

ここ無元塾の合気道では、

 

合気道の型稽古のなかで、その作業をしていくのです。

 

たとえば、型のなかで、どうしても引っかかるポイントがあるとすると、

 

それは単なる緊張なのか、過剰なリキミなのか、我を忘れた闘争心なのか、正しくしなければならないという思考がなせる業なのか、、

 

いずれにしても、相手に反発する条件を与えているのです。

 

そして、そういう現象を観ていくのです。

 

それは安易に思考に頼って、すぐに治そうとしないことがコツなのです。

 

その状態に陥った時には、自分の中に、ある一定の状態をつくり、ある作業をして、とりあえず次に進むということだけにとどめた方が、良いということが分かってくるのです。

 

一つの型のなかで、いくつかある、その上手くいかないポイントを冷静に観ていくのです。

 

それは面白いほどに毎回同じところで、同じように上手くいかないもので、わかっていても、繰り返して、その失敗を続けるのです。

 

そしてその度に、とある作業をするのです。

 

そうしていると、不思議なことに、見えてくるのです。

 

自分がなぜそこで引っかかるのか、そして、どういう状態なのか、、

 

それが客観的に理解できるようになるのです。

 

よく、スパルタ式に同じ失敗は2度と繰り返さない、という教育システムを採用している人もいるようですが、

 

 

こと合気道の稽古に関しては、

 

何回失敗してもいいのです。

 

 

その失敗は治そうとせずに、観ていくことの方が有益なのです。

 

ただし、その引っかかるタイミングで、先程のある作業をする必要があるのです。

 

それによって、リラックスしながら、俯瞰的にその状態を観ることが出来る能力が身につくのです。

 

 

そうすると、

 

身体能力が高く、無意識的に初めから上手く出来る人より、

 

失敗するポイントを意識的に理解して出来るようになった人の方が、技の質が安定するのです。

 

身体能力で誤魔化してきた人は、誤魔化しきれないパターンが訪れた時、無意識の穴(失敗)にはまってしまうものなのです。

 

ここの合気道の稽古を繰り返していくと、そういうことがわかってきて、

 

自分の状態がわかることで、そしてそれをガムシャラに治していくのではなく、

 

受け入れ観ていくことで、いつのまにか自分か変化していくことに気がつくのです。

 

自己肯定感なんかも高まっていくのです。

 

その失敗するタイミングでする作業というのが、

 

中心帰納というわけです。

 

つまり、中心帰納でマインドセットを変えられるということなのです。

 

\(^o^)/

 

 

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