どうも!

 

ネコにもわかるギターの弾き方、ギター講師のヤスオです。

 

 

 

前回(『ピックの持ち方【1】』)に引き続き、

ピックの持ち方について書いていきます。

 


今回も

「これが正しいピックの持ち方」

ということではありません。

 

人それぞれの持ち方があり、

音楽のジャンルや

演奏スタイルや

出したい音によって

変わってくるものです。

 

私のピックの持ち方を参考に

ご自身のピックの持ち方を見直してみてください。

 

 

 

 

 

ピックの角度

 

ピックの持ち方に意識を向けるようになると、

ピックを持った時の角度も気になると思います。

 

そして、

親指に対して

ピックの向きが垂直になる角度で

持つようにする人が多いです。

 

しかし、

ピックを持つ角度の調整は、

親指を基準にするものではありません。

 

 

私の基本的なピックの持ち方は

こんな感じです。

image

 


親指に対してピックの向きは

垂直になっているわけではありません。

 

ここで言いたいことは、

「親指とピックの向きが垂直になってはいけない」

ということではありません。

 

ピックの角度を調整する基準は

親指ではない

ということです。

 

 

では、

何を基準にするかというと、

です。

 


実際にギターを弾くフォームで

手を置いた時に、

弦に対してピックが垂直になるように

ピックを持つ角度を調整すると良いでしょう。

image

 



このように調整した結果、

私の場合は親指とピックの向きが

垂直にはなりませんが、

これが垂直になる人もいるかもしれません。

 

それはそれでOKですからね!

 

ピックを持った時の角度は、

親指ではなく、

弦を基準に

調整してみてください。

 

 

 

 

 

ピックの持ち方は色々ある!

 

ピックの持ち方は、

弾きやすくて、

出したい音が出ているのなら

どんな持ち方でも良いと思います。

 

そのため、

人によって持ち方が違いますし、

同じ人でも

常に同じ持ち方をしているわけではありません。

 

私も、今まで説明してきた持ち方とは違う、

別の持ち方をすることがあります。

 

例えば

メタル系やパンク系の曲を演奏する時には、

高速でダウンピッキングのみで弾くことがあります。

 

前回の記事で説明したように、

極端に速いフレーズを弾く時には

このようなピックの持ち方(持ち方③)をしていることが多いです。

image

 

しかし、

この持ち方では

不意にピッキングハーモニクスが

出てしまいやすいです。

 

意図的にピッキングハーモニクスを出したい時は良いのですが、

意図しないところでピッキングハーモニクスが出てしまうのは

避けたいものです。

 


それを避けるために

同じく前回の記事で説明した②の持ち方で弾こうとしても、

ピックの先端が動くため

速いピッキングができません。

 


だからと言って、

ピックの先端が動かないように

ピックを強く握るようにすると、

ピッキングのスピードが落ちたり、

持久力が足りずにリズムが不安定になりがちです。。

 



そこで、

このような持ち方をします。

image

 

ピックを持っている人差し指を

中指で押さえるようにするわけです。

 

中指の力を借りることで、

力加減はほとんど変えることなく

よりしっかりピックを持つことができます。

 


軽い力でピックを持とうとすると、

どうしてもピックがズレてしまう人は、

この持ち方を試してみるのも良いと思いますよ!

 

 

 

 


 

ピックの形にはいくつか種類がありますが、

その形によって持ち方が変わることもあるでしょう。

image

左から

おにぎり(トライアングル)型

ティアドロップ型

ジャズ型

 

 


私がギターを弾くときは

基本的にはティアドロップ型のピックを使っていますが、

速弾きが多い曲などでは

ティアドロップ型の先をより尖らせてサイズを小さくした感じの

ジャズ型を使うことが多いです。

 

おにぎり型のピックは、

アコースティックギターやベースを弾くときによく使っています。

 

 

そして、

おにぎり型のピックを使うときは、

このように持つことがあります。

(画像ではティアドロップ型のピックを持っています)

image

親指

人差し指&中指

の3本でピックを持ちます。

 

これも軽い力でしっかりピックを持つことができます。

 

こちらの持ち方も

ピックがズレてしまう人は、

ぜひ試してみてください。

 

 

 


 

今回はピックの持ち方について書きました。

 

ピックの種類によって持ち方が変わる

ということも書きましたが、

ピックの種類は”型”の違いだけではありません。

 

材質や厚さも様々ですし、

さらに細かい違いがあるものもたくさんあります。

 

ピックの持ち方とあわせて、

ピックの種類による違いにも

意識を向けてみると良いと思いますよ!

(ピックの種類に関しては、

ナイロン製のピックを使ってみよう!

も参考にしてみてください)

 

 

 

ピックの持ち方は、

演奏スタイルや

出したい音などによって

変わるものです。


また、

上達する過程でも

変わると思います。

 

私のピックの持ち方も

今まで何度も変わっています。

 


決まった持ち方をするよりも

その時々で適した持ち方

が出来ると良いのではないでしょうか。

 

私はロックが中心ですが

様々なジャンルの演奏をするので

その時々でピックの持ち方は違います。

 

ピックの持ち方だけでなく、

ピックそのものを変えたり

弾き方(ピッキング)も変えます。

 


今回の記事を読んで

”決まった持ち方はない”

ということを

まずは理解していただきたいです。

 

そのうえで、

基本的なピックの持ち方を参考に

自分なりの正しいピックの持ち方

を模索してみてください。

 


これをきっかけに

ピックの種類、

ピッキング、

フォームなどにも

意識が向いてくると

今まで上手くいかなかった問題が

解決するかもしれませんよ!

 

ピックやピッキングについては

また別の記事で書くこともあると思いますが、

何か疑問、質問、お悩みなどありましたら、

下のフォームからお気軽にお問い合わせくださいね!

 

 

ではまた!

( ´ ▽ ` )ノ

 

 

 

 

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