どうも!

 

ネコにもわかるギターの弾き方、ギター講師のヤスオです。

 

 

 

 

今回は、ピックの持ち方について

書いていこうと思います。

 

初心者はもちろん、

演奏に問題がある人は、

ピックの持ち方に問題があることが多いです。

 

体の使い方の問題とも関係するのですが、

ピックの持ち方を変えることで、

弾きやすさも音も変わってきます。

 

しかし、

あまりピックの持ち方に意識を向けず、

「ピックを使って弦を鳴らせばいい」

ぐらいにしか思っていない人もいるようです。

 

自分が演奏している音を聞いて

「なんか違うなぁ~」

と思ったら、

ピックの持ち方を変えてみると良いかもしれませんよ!

 

今回の記事の内容が

きっとお役に立てると思います。

 

 

 

ただ、

あらかじめ言っておきますが、

「これが絶対的に正しいピックの持ち方です」

などと言うつもりはありません。

 

正しいピックの持ち方は、

人によって違います。

 

ピックの持ち方は、

指の長さなど体の構造の違いも関係ありますし、

演奏スタイルや音楽性の違いとも関係します。

 

その人が

弾きやすくて、

出したい音が出せている

なら、

その人にとっては

それが正しいピックの持ち方だと思います。

 

 

とはいえ、

”基本の持ち方”はあるので、

それを理解してもらいつつ、

私のピックの持ち方を説明しますので、

参考にしていただけたらと思います。

( ´ ▽ ` )ノ

 

 

 

 

 

余計な力が入ってしまう原因

 

最初は弾いているうちに

ピックがズレてしまったり、

ピックを落としてしまうことが

多いものです。

 

そのため、

ピックをしっかり握って弾く

ようにしている人も多いと思います。

 

しかし、

しっかりピックを握ることで、

ピックがズレたり落ちたりはしなくなりますが、

演奏には不要な力が入ってしまうことにつながりがちです。

 

 

必要最小限の力のみ使い、

不要な力を入れないようにすることを

”脱力”

と言っています。

 

良い演奏には”脱力”が不可欠

と言っても過言ではないのですが、

初心者はもちろん

中級者ぐらいでも

なかなか脱力して演奏することはできないものです。

 

脱力できていない

不要な力が入ってしまう要因のひとつに

”ピックの持ち方”

があると思います。

 

 

 

 

基本的なピックの持ち方

 

基本的には、

ピックの端の部分

下の画像の赤で囲んだ辺りを中心に持ちます。

 
そう言われると、
こんな感じや
image
 
こんな感じで
image
ピックをつまむように持つと思うかもしれませんね。

 

 

 

ピックをつまむような持ち方でも

簡単なメロディーやコードを弾くだけなら

それほど問題ないかもしれません。

 

しかし、

このような持ち方では

細かいフレーズを弾くのは難しいでしょうし、

速弾きするには限界がありますし、

ピッキングハーモニクスを出したりするのも難しくなります。

(ピッキングハーモニクスに関しては、

また別の機会に書きたいと思います)

 

様々な演奏に対応するためには

もう少し工夫が必要です。

 

また、

ピックをしっかり握り、

ピックの先端が少ししか見えないような持ち方は、

ピックがズレにくく、

速弾きやピッキングハーモニクスは出来るのですが、

力みがちになりやすく、

スムーズなコードストロークや

繊細な演奏が難しくなります。

 

 

私のピックの持ち方は

こんな感じが基本です。

image

 

裏側はこんな感じ

image

 

画像で見ただけでは分かりにくいところですが、

あくまでピックを押さえているのは

この部分です。

image

なので、

ピックの先端の部分に触れれば動きます。

image

 

image

 

上の画像を見ると、

ピックの上端の部分を中心に

親指と人差し指で持っている

ことがわかると思います。

 

こんな感じで指でピックの先端に触れると動くように、

弦を弾いた時に

”弦に負けて、ピックの先端が動く”

ぐらいの力加減でピックを持つことで

”脱力”しやすくなるでしょう。

 

 

 

 

 

ピックを持つ位置を変える

 

しかし、

この持ち方では、

速いフレーズを弾きたいときに

ピックの先端が動く分、

次のピッキングが遅くなってしまい、

速く弾くことが難しくなってしまいます。

 

また、

アクセントを付けたり

一時的に強く弾きたい時などには

不向きな持ち方でもあります。

 

そんな時に、

ピックを強く握ることで対処しようとすると、

余計な力が入ってしまい、

脱力した演奏ができません。

 

ピックを

”強く握る”

のではなく

持つ位置を変える

ことで対処すると良いと思います。

 

 

これが上で紹介した基本の持ち方。

(ピックの持ち方①)

image

 

横から見るとこんな感じです。

image

 

 

そして、

速いフレーズを弾きたい時や

ちょっとアクセントを付けたい時は

このような持ち方に変えます。

(ピックの持ち方②)

image

①との違いがまったく分かりませんね。。

(^▽^;)

 

横から見ると分かります。

image

親指を見てもらうと分かりやすいと思うのですが、

①の持ち方ではピックの端を親指の端で持っていましたが、

この持ち方では、

親指の中心でピックの中心辺りを持っています。

 

このように持ち方を変化させることで、

ピックの先端が動きにくくなる分、

速いフレーズが弾きやすくなり、

強く弾けばアクセントが付きやすくなり、

かつ、力加減は変えていないので、

脱力した状態を維持することができます。

 

ロック系、特にメタル系など

速いフレーズを弾くことが多いジャンルでは、

この持ち方が基本になっている人も多いと思います。

 

綺麗にコードを鳴らしたい時や、

繊細な感じを出したい時などは

①の持ち方を試してみることをオススメします。

(・∀・)/

 

 

 

そして、

ピッキングハーモニクスを出したい時や

極端に速いフレーズを弾きたい時は、

このような持ち方に変えます。

(ピックの持ち方③)

image

 

横から見るとこんな感じです。

image

①とは反対側の親指の端と

人差し指の先で

ピックの先端のほうを持ちます。

 

このように持つと

ピックの先端はほぼ動かないので、

ピッキングの時に弦に負けることなく

速く動かすことが可能になりますが、

コード弾きや繊細な演奏は

難しくなります。

 

 

 

①の持ち方を基本に

この3つのピックの持ち方を

使い分けています。

 

コードもソロも①の持ち方が基本です。

 

必要に応じて

②や③の持ち方に

ほぼ無意識で切り替えています。

 

最初は

”意識して”

ピックの持ち方を変えて練習することで、

無意識で必要に応じて切り替えられるようになります。

 

ぜひ試しに練習してみてください。

 

ピックの持ち方を変えることで、

”弾きやすさ”も“音”も

変わることを実感できると思います。

 

 

 

とりあえず、

今回はここまで。

 

まだ説明不足なので、

続きは近日中に書きますね。

 

 

今回は私のピックの持ち方を説明しましたが、

「こう持たないとダメ!」

「これが正しい持ち方」

というものではありません。

 

参考にしつつ、

この機会に

ご自身のピックの持ち方を

見直してみていただけたらと思います。

 

何か分からないところなどありましたら、

下のフォームからお気軽にご質問くださいね!

 

ではまた!

( ´ ▽ ` )ノ

 

 

 

 

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