中国出張2~杭州の南宋官窯博物館にも行って来ました。 | リンム~のマグ日和

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こんにちは!またまたマグ屋のリンム~です。


 

先日の「中国提携工場に行って来ました」をアップしましたが、工場のある福建省を後にして浙江省の省都、杭州(HANGZHOU)に立ち寄りました。

目的は中国の朋友に会うことと南宋官窯博物館の見学です。


 

ここで有名なのは世界遺産、西湖と龍井(ロンジン)茶


 

杭州の訪問はこれで2回目、朋友から夏は最高気温が40℃超えが当たり前で湿度も85%以上になると聞いていたので・・・

観光=西湖散策は早朝6時に出掛けました。








風光明媚は写真を掲載しましたが、湖畔では大勢の市民(主にご婦人を中心に)がジョギング、健康体操、太極拳、気功に二胡の演奏からマージャン、トランプなどなど思い思いに楽しんでいました。


1時間ほど湖畔を散歩してホテルで朝食を取ってからタクシーで

南宋官窯博物館に出掛けました。






広い庭園に展示棟が点在しています。

官窯博物館は南宋時代(平安末期~鎌倉時代)ここ杭州が都であったため、いわゆる皇立の窯がこのあたりに点在し、出土された陶磁器が展示されています。


中国ではほとんどの美術館や博物館は入場無料です。

また写真撮影もフラッシュと三脚を使わなければ自由です。






写真のように青磁の展示が多いです。

日本で言うと平安末期の作品です。


制作体験と売店の別棟でも、青磁を販売していました。






同じ敷地に漢字のイメージから「中国陶磁器歴史資料館」らしき建物もありました。(ほかに「南宋の都歴史博物館」なども点在)




中国の陶磁器の歴史パネルのです一部です。

杭州に来る前に寄った徳化をはじめ、現在の陶磁器主要生産地は明の時代には陶磁器の生産が始まっていたようです。




徳化の出土品


明・清の時代は景徳鎮が最大の生産拠点となり、青花と呼ばれる呉須の染付が世界中に輸出されていたようです。


景徳鎮の染付大皿




ちょっと気になったボディが連結したポット

これも清朝の頃の景徳鎮製



このように中国が陶磁器発祥の地であることが手によるように分かる博物館でした。


文章に「~されていたようです。」と表現しているのは展示の説明表記は中国語と英語。職員と警備は当然中国語しか通じないためです。