昨日はドイツ人でミュンヘンで活躍している友人のオフィスでミーティングをした後に、彼の車でドイツの最大の観光スポットに連れて行っていただきました。

そのオフィスから80キロ以上離れていると言うのに、

「何の問題もないよ。今日は一日あけてあるので行ける限りドイツの素晴らしいところを案内する」と言ってくれて連れて行ってくれたのでした。

 

途中、リミッターオフの道路で、時速250キロ!!という速さを助手席で5分くらい体験し、あまりの怖さに震えましたが、彼は時速60キロの時と変わらず平然と運転していました。

200キロを超えて車ががたがた言うことはなく、何も変わらず200キロ以上で走れるBMWの安定感にあらためて驚きました!!

それにしても250キロの速さは筆舌に尽くしがたい経験となりました・・・。

 

さて、今回案内してくれたのは、おそらくドイツでももっとも有名なスポット。そしてヨーロッパの中でも圧倒的な人気で常に訪れたいNo.1スポットになっているシュヴァンガウ村にある、ノイスヴァンシュタイン城です。

 

遠くからその佇まいを見ただけで、ちょっと普通の城ではないなと驚きました。

 

その城は、崖の上に立っているからです。実際には崖の上をきれいに整地されて造られているのですが、遠くから最初に見た時の印象は、「とても美しい。しかしなにか危うさも感じる城」でした。

 

日本のツアーガイドなどでよく見たことがある、ロマンチック街道の中でも一番の見どころ!!として紹介される写真は、もっとアップの写真で、どこに立っているのかはよく知りませんでした。

しかし車で駐車場に止めて眺めるその城は、確実に崖の上、山の中に立っています。

そしてその立ち姿がとても美しい。

 

「近づいてもっと良いスポットで写真をとろう」

ということで山を登り、お城の近くまで行きました。

実は中を見れるツアーがあるのですが、5月ごろに友人が予約してくれようとしたのですが、その時点ですでに7月末まで完売。今も常に2~3か月先まで予約が埋まっているので、来年行こうとされている方は今から予約しておいたほうがいいかもしれません。

 

さて、このお城まで下の駐車場から行くのに30分くらいかかります。

意外と急な坂があったり、歩きながらしゃべるのがつらいところもあるほどの山道を登り、たどり着きました。

 

「この先にもっといい、絶対に行った方がいい場所がある。橋の上から写真を撮れるんだけど、たぶん人が並んでいる。並んででも行った方がいいと思うけどどうする?」

と言われ、それは見ないと人生もったいないと思い、ついていきました。

 

歩くこと5分くらい。確かに長い行列が続いてました。待つこと15分。

ついにその橋に立ってお城を眺めることができました。

それがこれ。

シンデレラ城のモデルになったと言われているお城です。

 

 

本物のシンデレラ城!ノイシュヴァンシュタイン城の魅力をご紹介します | キナリノ

上は私が撮った写真。下はあるガイドに掲載されている写真です。

 

いかがでしょうか。

私のように写真が下手な者が撮っても、絵になる。絵葉書として使える写真です。

その吊り橋も1880年代にはできていた(友人談)そうですから、つり橋から見えるお城の全景、この村を借景として見える城の佇まいを相当、建設した王様 ルートヴィヒ2世はこだわっていたのではないかと思います。

本当に筆舌に尽くしがたい光景とはこのような光景を言うのではないだろうか というほど私は感動して、景色だけで泣けてきました。

美しすぎて。

 

なるほど、ここに世界から人が集まり、世界中の人が憧れ、ロマンチック街道の一番の見どころと言われる理由が自分の目で見てよくわかりました。

 

このお城を作ったルートヴィヒ2世はバイエルン州の王。

その王がこの城を造ったにもかかわらず、ここに滞在したのは172日間しかなかったそうです。

そして最後は非業の死を遂げてしまう。

それがどのような死因かは不明というのも、またミステリーな感じがして、世界中のファンを集めているのだと思います。

 

しかしなにより、ここに人が集まる一番の理由は、他に例を見ない「立ち姿の美しさ」、そして見ることができませんでしたが、お城の中の美しさにあります。

田園風景が広がる田舎の村の崖のような場所に、こんなに美しい城がある。

 

その光景そのものが人を引きつけるのです。

王様が亡くなった1886年6月。その2か月後に城を一般公開したというのもすごいですが、その時にすでに半年で1万8千人の人が入場したという記録が残っているそうです。

 

150年前から美しさを持ちその輝きは今も失せていない城。

その美しさが人を引きつけるのです。

 

他を圧倒する一番の要素をこの城は持っています。

世界一美しい城という一番化の大事さを心から実感した日となりました。

 

これからは世界一にこだわっていけるいける!!