都知事選の立候補者が出そろい初の週末を迎え、選挙カーが東京都内を走り回っていました。

すでに結果は見えているような今回の都知事選。

立候補者数は多いものの、誰が一番で誰が二番なのかがはっきりしている。

多くの人がそう感じる選挙になっています。

 

(写真 東京新聞より)

 

さて、この都知事選の政権放送も始まっているのですが、なかなかひどい。

そもそも何を言っているのかわからない人。

まともにしゃべっているつもりなのに話がわからない人。

超高学歴なのに本当に知事に立候補しているつもりなのかわからない人。

絶叫している人。

地域サークルの代表かなにかと勘違いしているのではないかという人。

とにかく種々雑多。

よくわからない人があまりにも多いのです。

 

これを朝のNHKの政見放送で流す意味がどれだけあるのか。

この放送を30分以上かけて月曜日の朝に流す価値がどれだけあるのか。

本当にそう感じてしまいます。

 

東京都知事選には、日本国民であり25歳以上であれば、基本、誰でも立候補できます。

 

法の下での平等が保証されているのかもしれません。

 

しかし20人以上の立候補者をだした政党が、広告をだしたい人から献金をもらいポスタージャックして問題になっています。

 

政見放送はめちゃくちゃ。

 

いったい何のために、誰のために、何をしようとしているのかわからないというのでは本当に意味がないように思うのです。

子どもたちがこれを見たら、「東京都知事ってこんなによくわからない人も立候補できるんだ」と勘違いします。

こんな人たちが東京を本気で考えてるとは思わないでしょうが、こういう人も何かの基準で選ばれたのだと思う子どももでてくるでしょう。

しかも選挙ポスターもめちゃくちゃ。

東京の価値が揺らぎます。

 

どんな選挙だってある程度の基準がありますよね。

面接だってなんだって、必要書類をだして、書類選考があります。

書類がきちんとしていなければ落とされます。

そのうえで立候補になってもいいのではないでしょうか。

 

25歳以上の日本人ならOKだけではみもう難しい。

法の抜け穴を狙ってどんどん新手の選挙妨害や知名度獲得したい人、商売につなげたい人、本当に何も考えていない人が次々とでてきてしまいます。

 

まじめに東京の未来を考える人が出馬しなくなってしまう。

すると選択肢がなくなってしまい、選挙が意味がなくなってしまいます。

 

今回の選挙は、わけがわからない人がたくさんでたことで、完全に東京都知事選の中身、争点が消されました。

現職にとってはラッキーだったかもしれません。

 

我々が直接選ぶ選挙だけに、このような選挙については、もう少し事前の出馬基準を定めてほしいと切に願います。

そして、もっと適切な人たちの中から、必要な人を選べるようにしてほしい。

 

今日も正しい選挙ができるようにいけるいける!!