変化することが億劫になり、変化することが楽しくなくなると人の成長は止まるのでしょう。

慶應大学大学院教授の岸博幸先生がコラムで書いていたのは「変化を恐れずおもしろがる」という言葉でした。

 

岸先生はご自身のご病気がきっかけで髪の毛が抜けていくことをとても恐れていたそうですが、実はまわりの誰も、視聴者すらも特にそんなことを気にする人はいず、自意識過剰だったことに気づき、「(それをきっかけに)病気そのものに対してもおもしろがれるようになった」というような話を書かれていました。

 

ここまでご自身の病気を直視し、落ち込むことなくおもしろがれるという感覚をもてるのはすごいと思いますが、そこまでではなくても、普段、変化を恐れないような行動がどこまででてきているのか。私自身も反省しながらコラムを読みました。

 

 

仕事でも、経営でも、いつもやっていること、ここまでやってきたことを「変える」というのは勇気がいります。

また、それは手間がかかることでもあり、努力が必要なこともあるでしょう。

なにしろ、歳を重ねていくと変えるのが億劫になります。

面倒なんですね。

なんでわざわざ変えなくちゃならないんだ となります。

だからだんだんと変えることをしなくなり、守るようになり、次第にマンネリ化していく。

 

マンネリ化していくと鮮度がなくなり、次第につまらなくなる。

 

変化がなくなるというのは、つまらないことが増えていくということです。

 

私はやはり、人生においても、ある程度の刺激を受け続けたい。

新鮮さを大切にしたい。

そう思っています。

だからできるだけマンネリ化しないように変えていくことを心がけています。

 

変化は大きな変化でなくてもいいと思います。

小さな、人が気付かないような変化でもいい。

昨日とはすこしだけ変えてみるのです。

それが続けるコツにもつながります。

 

私はそれをお掃除哲学、イエローハットの創業者 鍵山秀三郎さんから教えてもらいました。

 

「掃除を毎日毎日続けるとどうしても飽きがきますよね。

それを飽きないようにするには、毎日、掃除の仕方をちょっとだけ変えるのです。

左から右にぞうきんをかけるのを右から左にするとか、水をしぼる時の搾り方を変えてみるとか。そんなことでいいのです。ちょっと変えることを毎日意識すると、そこに発見がありおもしろくなるのです」

 

そんな話でした。

 

変えていくことで飽きなくなる。

 

これは私にとっては大きな発見でした。

 

だから変わりゆく東京の街というのは私にとってはとても合っている街であり、海外に行くことは文化そのものが違うところに行くのでそこにあわせて変える必要があるので私にとってはとても心地いい体験になります。

 

変わることが難しければ、変わらざるを得ない場所に自分をおくことです。

すると変わっていく。

 

変化こそ継続するための一つのコツです。

 

どう変化を楽しむか。

今日も意識して一日を過ごしたいと思います。

 

今日も変化を頼んでいけるいける!!