今朝の日本経済新聞の「ビジュアル解説」での「梅雨が変わっている」という特集はとてもわかりやすくまとめられていて勉強になりました。

内容は「梅雨そのものも変化しているし、それによってさまざまな生活環境変化も起きている」というものでした。

 

一番大きな変化として知ったことは、梅雨のピークがずれてきたという話。

1950年までは梅雨のピークは6月下旬だったのが、2001年以降のピークは7月上旬へと変化しています。

言われてみるとそんな気もしますが、私自身の感覚で言えば梅雨のピークは6月でした。

これは先入観というのもので、実際には毎年、7月にはいった頃が一番雨も強く、全国で豪雨警報のようなものがだされているのです。

 

ですので梅雨入りは6月上旬なのですが梅雨明けは7月上旬から中旬で、7月の上旬に最後の強い雨が降って梅雨が明けるというのが例年の傾向になっているのです。

 

昨日の夜の東京の大雨はまさに豪雨で、長く強い雨が降っていました。

今日は朝からピーカンで、昨日の雨がうそのようです。

しかしまだ関東は梅雨入りではなく、例年の傾向で言えば、週末から来週あたまが梅雨入り。

梅雨はこれからです。

 

 

さらにこの特集では、「東日本より西日本で大雨の回数が増えている」とというデータもありました。

確かに九州や中・四国地方で強い雨が降ることが増えている気がします。

今年も注意が必要です。

 

また、梅雨のピークがずれることで、夏野菜の生育に影響があるというのも納得でした。

ここ数年、夏の野菜が天候に影響を受けることが増えていて、順調に育っていたとうもろこしが雨の影響で結局うまく育たなかったり ということも昨年もありました。

 

そうなると旬の食品の売上が予定よりも少なくなってしまったり、夏によく売れる食材が売れなかったり、夏素材の衣料品が売れにくいということもでてきます。

消費にも影響がでてきて、売れ方が変わるのです。

 

夏の暑さということに私たちは意識が向きやすいですが、その前の梅雨の変化によって生活も変わり始めているのです。

最近よく聞くようになった天気痛も、梅雨の変化によって長引く人も増えているかもしれません。

頭痛や肩こりがこの時期になるとでてきている人は天気痛の可能性も疑った方がいいかもしれません。

 

さまざまな変化をもたらす梅雨の変化。

私たちは天候をどうこうすることもできませんから、この自然の変化にどうあわせるかが求められます。

 

柔軟に対応する術を身につけましょう。

自然環境も刻々と変化しているのです。

私たちも変化することを厭わず、毎日を楽しみましょう。

 

今日も梅雨の変化に対応していけるいける!!