2025年3月卒業の学生の4割はすでに就活終了という記事を見ました。

政府が定めた就活ルールは3月に広報解禁、6月に面接解禁ですが、そんなことを守っている企業のほうが少ないようで、もう昨年の年末から就活関係のイベント、インターン、面接は始まっていてすでに26卒に向けたアプローチが始まっているという大手企業も多いのではないでしょうか。

 

国のルールを守っていたら、人がとれないという実態を表しています。

どんなに大きな会社でも、必要な人材を獲得するのにとても苦労しているからこそ、国の取り決めに従っていられなくなっているのです。

 

マイナビの調査では、学生の企業選びのポイントは、「安定している」が49.9%とこの10年で2倍近く増加しているのが特徴です。

 

人に投資する。

出産、子育て、賃上げできる、賃金水準がた回、働き方改革をしていて働きやすそう、かと言って働きやすさだけでなく、働きがいもありそう。

なによりも自分たちのような新卒でパリバリの人材に投資をしてキャリアアップも支援してくれる。

 

そんな会社が安定の中身です。

 

(写真 2020年ごろから安定のキーワードが マイナビデータをもとに中日BIZナビ)

 

会社がつぶれずに一生安定して生活できるという意味での安定ではなく、自分のキャリアデザインに対して会社が手を抜かずに安定してサポートしてくれそうな環境があることが今の学生が求める安定なのです。

結果的に学生は中小よりも大手企業に目が向くようになり、大手人気が再燃しているのが現状です。

 

こうなると中小企業の新卒採用は困難を極めます。

普通に採用活動を続けてもなかなか人がとれなくなります。

そこで最近注目されているのが、オファーボックスやアイルーツといったスカウト型の人材採用です。

オファーボックスはアイプラグという会社が運営するスカウト型採用サービス。

アイルーツはエン・ジャパンのサービスです。

 

オファーボックスは現在1万7700社が登録していて、中小企業の活用と採用が目立っているようです。

 

 

登録学生数は45万人以上いるようですので、ある意味、企業側はたくさんの登録学生を一本釣りすることが可能です。

見るのに手間はかかりますが、学生にダイレクトアプローチしていくことで、出会えなかった学生との出会いがマッチングできます。

 

まさに採用のマッチング。

 

実は私は今から10年以上前にこんな採用の仕組みを作り、中小向けに展開していました。

その名も「面接メイク」。

これからの時代は確実に人が足りなくなっていくので、普通の採用活動では人がとれなくなるから、学生を登録させて、その学生の中からよさそうな学生を企業側が見つけてダイレクトオファーして面接を仕掛けていくというサービスでした。

面接をつくるサービスだから面接メイク。

今では面接メイクと言えば面接する際のメイク(化粧)を指しますが、同時は面接メイクと言ったら、まさに今のダイレクトリクルーティングの先駆けのこのサービスのことでした。(と、そこまで知名度はなかったかもしれませんが)

 

当時はまだまだ今のような人材難ではなかったため、認知度の低いこのサービスに企業も学生もなかなか振り向いてもらえませんでした。

 

しかし今考えてもこの仕組みは秀逸で、当時のいくつかの企業には素晴らしい仕組みだと賞賛されたことを思い出します。

 

今、そのサービスで考えていたことが実際に多くの企業や学生に利用されていることを思うと、やはり、こんなさーぴすあったらいいのになあという思い、世の中の課題を解決できればなあという思いこそが必要だということです。

 

この世の中の課題に気付いて、それを取り除けるようなアイデアが今は一番必要です。

 

問題や課題を見つけ出せる能力を磨いていかないと先には進めないのです。

スカウト型の人材採用サービスを見てそう実感することとなりました。

 

今日も世の中の課題を見つけていけるいける!!