渋ドンってわかりますか?
渋谷のドン・キホーデ。
ちょっと用事があり渋谷のドンキ、渋ドンに寄ってきました。
渋谷のドンキを渋ドンと呼ぶのだとは、この壁に書かれた店内装飾を見るまで知りませんでした。
店の人が渋ドンと呼んでいるようです。
ちょうど今、リニューアル中のようでしたが、朝にもかかわらず比較的お客さんが入っていました。
朝の9時~11時ごろはちょうど商品の入れ替えや追加を行う時間帯で、売り場のあちこちには段ボールやカートにのった商品が山のように積まれていました。
普段からジャングルっぽい売り場を作っているのに、導線に商品が積まれた売り場はさらにごちゃごちゃしていて、昔のドンキのようでした。
そこを歩き回って気づきました。
外国人しかいない。
化粧品をかごに大量にいれている人も、日本のお菓子を買いまくっている人も、おもちゃのような雑貨を買っている人、日本っぽいパッケージ商品をコーナー化した売り場も2Fにあるのですがそこにもインバウンドのお客さんが集まっていました。
いろんな売り場を見て歩きましたが、私の見た限り、その時間帯にいたすべてのお客さんが外国人のインバウンド客。
これはすごい光景でした。
ドンキではインバウンドが増えているとは聞いていましたが、ここまでとは。
おそらく観光案内のサイトなどに渋ドンのことが紹介されていて、口コミで広がっていて、渋谷にきたら渋ドンに立ち寄るべき という話が伝わっているだと思います。
トリップアドバイザーでは評価はマチマチ。
5つ星の人もいれば2つの人もいます。
しかし圧倒的に5つ★の人が多い。
やはり渋谷ドンキは「安くておもしろくていろんなものがある絶対立ち寄るべき店」として有名のようです。
実際にこのような口コミで外国人客が増えていて、ドンキの売り上げを支えています。
先日発表されたドンキの最新年間売上高は1兆5673億円。
営業利益は1102億円。
過去最高です。
営業利益で1000億円を突破したのは初で、ついにドンキも大台にのせました。
このうち、インバウンドによる免税品の売上高は813億円。
コロナ前の684億円を上回り、こちらも過去最高です。
ドンキは海外出店も強化しようとしていますが、国内ではインバウンド売り上げが1000億に届こうとしています。
およそ全体の1割程度をインバウンドで賄うほどに海外客から人気の店になっていたのです。
ドンキのような店が日本らしい独特なカルチャーを感じさせている店として知られると、日本はますますカオスな国になるでしょう。
なにしろ同じ街にはヴィトンなどのラグジュアリーブランドの店から百貨店、スポーツカジュアルブランド、古着屋などからIKEAのような海外チェーン店舗、ドンキのような店まで揃っているわけです。
写真をとりたいNo.1スポットのスクランブル交差点もあるし、シブツタのような新しい文化発信の店もあります。
まさに渋谷こそ今の日本を代表するカオスな街。
だから人でごった返しているのです。
いま一番、人がでている街だと思います。
渋谷を代表する繁盛店の渋ドン。
一度行ってみるといいでしょう。
今日も今の日本を感じていけるいける!!