TKGは知っていましたがTKMというものがあるのですね。

たまごかけ麺 です。

いまたまごかけ麺はTKMと呼ばれる人気メニューとなり、TKMを提供するラーメン店や商品が販売されて広がっています。

 

TKMを最初に考案し、TKGにならって「麵だからTKMにしたら広がるかも」と考えたのが埼玉県熊谷にあるゴールデンタイガー。

そのTKMがこれです。

 

(写真 ゴールデンタイガー)

 

とてもシンプルですがとてもおいしそうです。

 

そして三田製麺所でもこんなメニューを開発して広がっています。

 

(写真 三田製麺所)

 

三田製麺所15周年を記念して発売されたたまごかけ麺。

高級なたまごが2個のっています。

ごはんとのり、トリュフオイルと牡蠣だし醤油がついています。

 

これで1000円。

 

たまごを30回くらいかきまぜて泡状にしてかきまぜていただく。

そこにのりや醤油などをさらに加えて味変。

ごはんと一緒に食べたり、麺をいただいたあとにご飯をいれていただく。

 

シンプルですがとてもいいメニューだと思いませんか。

TKM。

 

とてもいいと私が思ったのは、すでに認知されているTKGを応用しているというところ。

ごはんにたまごをかけたらおいしいのですから、麺にかけてもおいしいに決まってる。うどんにもたまごをかけるし、私は家ではラーメンにもたまごをのせることもあります。

カレーにかけてもおいしいし、牛丼にかけてもおいしい。

たまごは魔法の単品です。

ということで確実においしいものを麺に使って新メニューにしたのがポイント。

 

もう一つは、高級なたまごでもいいと消費者が感じ始めていること。

たまごは以前はセール品、世の中で一番安く見られていた商品の一つでしたが、卵ショック以降、卵は貴重という意識が浸透しました。

今や卵は鶏の育て方にこだわり、えさにこだわり、高級な商品に仕上げて店頭でも高く売る商品の代表的なものになりました。

海外でもオーガニックなたまごは1パック1500円~2000円近くします。

日本でも卵は1パック300円~400円というのも珍しくなくなってきました。

こうしたいい卵をつかったシンプルなメニューはお客さんに響きます。

 

シンプルで、かつ、すでに認知された商品の応用商品。

これは売れるのです。

 

これからは新しい商品開発が求められますが、まったく新しいものでなくてもいいのです。すでにあるものをすこし応用して作ればいい。

そんなヒントを与えてくれるのがTKM。

 

今日もちょっと応用していけるいける!!