イオングループのコンビニ、ミニストップ。
わりと独自の路線でやってきたコンビニだと思います。
国内コンビニ4位。
しかし業績は芳しくなく、6期連続赤字。
1店舗あたりの日販は42万円。
セブンイレブンは日販69万円。
実に27万円も一日の売上に差があります。
実質的に大手コンビニの中では一社、取り残されている感じです。
そのミニストップが東京、神田の店を「生鮮食品強化型の新型店にリニューアルする」そうです。
売り場を従来より4割広くとり80坪ほど。
アイテム数も2割増やして4000アイテム以上。
そこに生鮮食品、肉や魚、果物などを強化して、売り上げの1割は生鮮品で作っていく店をめざすと言います。
取扱商品ではイオンのPBトップバリュを増やし、出来立てポテトやチキンなどのレジ横ホット商品も強化すると言います。
厨房も拡大し、店員も増やし、総菜系も強化。
さらにデリバリーも強化していく方針とか。
まさにセブン-イレブンが千葉に1号店を開いたSIPストアのような店です。
これでいいのか。ミニストップという感じがします。
そもそもイオンはまいばすけっとという生鮮食品強化型のミニスーパーを展開しています。
小型店舗で都心部中心に、生鮮強化型の店は展開しています。
まいばすけっととミニストップと何が違うのか。
なぜ同じような店にするのか。
私には疑問です。
ミニストップ内部の意見としてはこれしか方法がないのかもしれませんが、自社内競合させてどうするのだろうと思います。
そもそもミニストップは「ハロハロ」などのコールドスイーツが一番の売り。
ソフトクリームやドリンク含めて、とにかくスイーツ系が強いわけです。
その手作り感や出来立て感で、わざわざハロハロを買いにミニストップに通う知人もいます。
(写真 ミニストップ ハロハロ ゴディバ監修のスイーツ)
スイーツがこれだけ強いのですから、徹底的にスイーツ強化のコンビニにすればいいのに。と私は思います。
一番の売りを売りにすれば他社とは異なる新しいコンビニなっていける。
ローソンも強化していますが、手作り感あるスイーツは強化していません。
ミニストップ生き残りのポイントはスイーツだと思うのですが。。。
コンビニのような激しい競争が繰り広げられている業界では、生き残るための方法は、セコマのようにエリア限定して徹底的にローカルな店として光を放つか。
あるいは商品に磨きをかけて商品力で生き残る方法を探るかでしょう。
他の企業の真似ではいずれ限界がきます。
自社のミニスーパーとの違いが出ない限り、いずれまた別の店に代わっていくでしょう。
あらためて店の強みとは何かをしっかり考えていくことが大切であると思います。
今日もミニストップに学んでいけるいける!!