今年、静岡の藤枝に行った際に、すこし足をのばして岡部という場所にも行きました。

小学校の頃、遠足で行ったことがあるくらいの場所。

静岡と藤枝の中間くらいの場所にあり、山奥。

小学校の頃はこの近くまでバスで来て、山登りをして降りてまたバスで帰るという山歩きをした記憶しかない場所でしたが、そこにはいろいろなおもしろいものがありました。

 

さて、その中で、おひとりのおじさんとの出会いがありました。

それはお茶農家のおじさん。

ふだんはお茶を作っているのですが、時々、というか年に1回だけ蜂蜜をとっているおじさんでした。

 

「この蜂蜜がほんとうに美味しくて驚きました」

紹介してくれた方がそう言っていました。

「今日いるか行ってみましょう」

ということで、そのおじさんのところに行ってみたらおじさんがいました。

 

そこで蜂蜜をとっている箱も見せてくれました。

というかとったあとの箱がおいてあったのでそれを写真に撮りました。

 

 

この箱の上に巣箱をおいて、蜂蜜をこの箱にためるのだそうです。

 

「ニホンミツバチの蜂蜜は一瞬しかとれないので、量がすくないのです」

と言っていました。

わけてもらえるものはありますか?と聞くと、一本あるからわけるよと言っていただき、大きな瓶を一本格安でわけていただきました。

 

その瓶の一部をさらにわけていただき、私もいただきました。

 

それがこれ。

 

すでに忘れていたのですが、一緒に行った方が昨日持ってきてくれました。

 

早速なめてみました。

めちゃめちゃおいしい。

さらっとしていて花のいい香りがします。

純度100%のニホンミツバチの蜂蜜ってこんなに甘いんだと驚きました。

 

調べてみると、ニホンミツバチの蜂蜜は年に1回しかとれず、セイヨウハチミツに比べてどうしても量が少ないため高くなるのだそうです。

しかし長く日本にいるニホンミツバチの蜂蜜は完全な国産。

本来はこれが日本の蜂蜜。

私たちが通常いただいているのはセイヨウミツバチの蜂蜜。

全然味が違うことに驚きました。

 

今はさまざまなものが国産に戻ってきているように思います。

もともとこの日本の土地に住んでいる人にとっては、その地のものが身体にもいいに決まっています。

もともとは私たちの周辺五里以内でとれた作物をいただくのが本らあのあり方だとも昔教わったことがあります。

約20キロメートル圏内です。

 

そんな暮らしがもともとの日本人の暮らしだったわけです。

 

まさにハイパーローカルの典型のような一品。

もったいないのでちょっとずついただきたいと思います。

 

今日もローカルを大事にしていけるいける!!