子育てにはお金がかかる。
子育てをされている多くのご家庭で感じていることでしょう。
それが出生率の低下にもつながっているという声もよく聞きます。
確かに子どもに関連する支出は多い。
生まれたらすぐにおむつが必要。
ベビーベッドやら音が鳴るおもちゃや、洋服、おしゃぶり、ミルク瓶、離乳食、おしりふきシート、アルコール除菌、加湿器、タオル、バスタオル、だっこひもなどなど。
突然、山のように必要なものがでてきます。
つい最近もお客様のところで赤ちゃん誕生といううれしいニュースを聞いたところですが、ここからいろいろなものを用意していかねばなりません。
うれしい反面、こんなに新しく用意しなければならないのかと驚く家庭も(特に男性は)多いでしょう。
毎回毎回買っていたら破産する(笑)。
でも必要なのでなんとか入手しないといけない。
そんな時に役立つのが中古品やレンタル、そして今はサブスクです。
今は定額を支払えば必要な時に必要なものを利用する権利を得ることができるサブスクの種類が増えています。
おそらく子育てに必要なサブスクはほぼあるのではないかと思います。
子育てのすべてをサブスクでカバーすることもできるかもしれません。
もっとも有名なのはベネッセのこどもチャレンジでしょうか。
しまじろうから始まって、大人になるまでの勉強がすべて家にいてできる学習サポートサービスは子育てサブスクの元祖と言えるでしょう。
サブスクというより定額の学習教材キットサービスですが、もっとも有名なものの一つだと思います。
最近伸びてきているのはおむつのサブスク。
これは幼稚園や保育園では広く使われ始めているのですが、花王が実施している紙おむつサブスクサービス。
利用者が一定額を支払うと、必要なおむつを利用する園に届けて、園ではそのおむつを自由に使うことができるというもの。
自治体と連携したり、園がサービスの一環として利用者に提供して全国に広がっています。(花王 スマイル登園)
また離乳食のサブスクというのもあります。
the kindestがそれ。
日本初の離乳食サブスクです。
(写真 the kindest)
カインデストはD2Cブランド。
ベビーフードやドリンクなど離乳食で必要な物をサブスクで届けるというもの。
離乳食は子どもが小さいころ必須。
できれば身体によい物を食べさせたい。
それを店で探すのはなかなか大変だし、店に行くのも大変。
そんなママに代わって商品をお届けするというところが支持されている理由てだしょう。
今では離乳食サブスクは何社も参入しています。それだけマーケットがあるということです。
また、もう少し大きくなってくると必要になるのが靴と洋服。
靴や服はもっとも中古やサブスクに適しています。
昔から洋服は「おねえちゃんのおさがり」などをうまく利用したり、親せきや友達からいらなくなった子供服をもらったりあげたりして という循環がされていました。
学校などでもおさがりを交換するようなバザーなども開かれています。
それでもなかなか必要なものが足りない。
そこで使われるのがリサイクルショップでの子供服やベビー服の販売。
またレンタルやサブスクサービスです。
最近では靴のサブスク「kutoon」というサービスもあります。
12~20センチの靴を5500足揃えているという幅の広さが売り。
月に1回交換で2足まで借りられて月額2980円。
1足なら2480円など足数も選べます。
洗わずに返却可能。
同社がクリーニングをしてまた貸し出すというサービス。
現在月に400人程度が利用していると言います。
靴はすぐにだめになってしまうのとサイズアウトが頻繁におこるアイテム。
一番あったらうれしいサービスではないでしょうか。
他にも中古自転車のサブスク、ランドセルのサブスク、チャイルドシートのサブスクなどもでてきています。
単価がある程度する商品はサブスクがよさそうですが、購入頻度が低い物のため、利用する期間が延びると割高になることが想像されやすいため、定着させていくのはなかなか難しいとは思いますが、さまざまな商品にまで広がっているのは利用者にとってはいいことかと思います。
子ども・子育て関連では国もいろいろ考えているのでしょうが、少子化を止めるほどのインパクトある対応は不十分です。
子どもを育てたくなる環境というより、育てていくのにストレスがなさそうな社会にならないとためらう人は多いでしょう。
これからの子育てを楽にするサービス。
まだまだ注目したいと思います。
今日も子育て市場に注目していけるいける!!