原宿の神宮前交差点。

もともとコンドマニアが一件、ポツンとあった場所です。

はす向かいに東急プラザのオモカドがあり、近くにラフォーレ原宿があるという原宿の中では最高の立地。

神宮前交差点の一角に、東急不動産が作った新しい商業施設が「ハラカド」です。

4月17日にオープンしたこの施設。

内覧会にどうしても行くことができず、店にお邪魔するのがここまで遅くなってしまいましたがじっくりと視察してきました。

 

 

感想は一言。

おもしろい。久しぶりにおもしろい商業施設を見た と感じました。

 

(以下、ハラカド プレスリリース資料より一部抜粋)

「ハラカドでは、クリエイターを育成・支援・共創するプラットフォームの強化、新しい3つの体験型メディアの実装、継続的に発展していく新しい運営方式の導入を実施する。この3つの取り組みにより、ハラカドは、体験価値を享受できる場所として、商業施設ではなく創造施設として誕生する(以下略)」

(以上、東急不動産説明資料より)

 

そう。この施設を見るとわかりますが、単なる物販の商業施設とは種類が異なります。

物販施設もあるのですが、一つ一つがこの地に集まる人たちに喜んでもらえるような商品を扱っている店に限定されています。

ですのでよく見かけるような店舗はほぼありません。

原宿らしいクリエイターが集まって何かをしているようなラボラトリーという雰囲気です。

 

GWの原宿はこれまで見たことがないほどの人。

当然このハラカドにもたくさんの人が押し寄せていました。

 

(写真 入店するのは若い人だけではない。子連れが多い)

 

各フロアには特徴があります。地下は小杉湯が銭湯を作っているフロア、上層階にはクリエイターの集まってPOP UPをやっているフロアやこの原っぱだけのフロアや、デジタルを活用して新しい取り組みをしているフロア、飲食でもアジアの屋台風のフロアがあったり、屋上庭園がゆったりと広がっていたり。子連れでもゆっくりと食事できるスペースがあったりなど、とにかく各フロアのコンセプトが明確でおもしろいのです。
 

(写真 室内に広がる原っぱの広場。カフェはありますがほぼ物販スペースのないフロアも存在する)
 

(写真 TENGA あのテンガのコンセプトショップ。おもしろい)

 

(写真 小杉湯が原宿に。今は近隣の方のみ入れますが平日の昼間なら入れるかも)
 

(写真 シブヤフォントのフロア)

 

私が一番興味深いと思ったのは、渋谷区が協力して作っているスペースでもあるシブヤフォントラボです。

 

(以下、ハラカドニュースリリース資料より一部抜粋)

一般社団法人シブヤフォントによるダイバーシティ&インクルージョンを体現するギャラリー&イベントスペース「シブヤフォントラボ」。

シブヤフォントは、アート・デザインを通じて障がいのある人と学生や企業・団体など今まで全く接点のなかった人々とのつながりを生み出してきた「シブヤフォント」(障がいのある人のアートやデザインを活用した書体やデザイン)を事業化し、運営する組織です。

(以上ここまで)

 

区内の福祉施設6施設の方たちが原画を作ったりデザインしたりしたものを、渋谷区のデザイン学校の学生が完成したイラストやデザインにして、それをメーカーが協力して商品化します。そこにはTシャツやマグカップ、人形やお菓子などさまざまな物が展示されています。

企業とのコラボができる広いスペースもあり、障がいとアートというこれから一番期待できる結合の可能性を感じられる素晴らしいスペースでした。

 

そこを抜けるとこんなに素晴らしい原宿の景色が見える屋上庭園に。

 

こんなにさまざまなものがミックスして出来上がっているハラカドは、見ていて飽きない。

商業施設としてきたら期待外れ。

何かクリエイトできる、アイデアがわいてくる、そんな体験をしたいと考える人には最高の場所です。

 

ぜひ一度ねハラカドを訪れてみてください。

きっと何かを作り出したくなってくるはずです。

 

これからの企業経営に必要なクリエイティビティ。

今日もクリエイトできる環境に身を置いていけるいける!!