アウトレットモールが好調です。
コロナ禍で落ち込んだ日本のアウトレット。
今やインバウンド客も集客し、大変な賑わいとなっています。
三菱地所・サイモンの「プレミアムアウトレット」は日本で最大のアウトレットモールディベロッパー。
米国でも大手の一社、サイモンと組んでいるので、作るモールの大きさや開発立地に優位性がある同社は、各地に核となるアウトレットモールを作ってきました。
現在全国に10施設。
売上は年間4000億円を超えました。
1施設あたり400億円を超えています。
中でも最大のアウトレットモールは、御殿場プレミアム・アウトレット。
施設の面積、店舗数、売り上げともに日本最大です。
私は日本でまちがいなくNo.1のアウトレットモールだと思っています。
立地もロケーションも、入っているテナントレベルもダントツに一番だからです。
米国の本場のアウトレットモールと比較しても遜色のないレベルにグレードアップしてきました。
リニューアル、増床、宿泊施設、レジャー要素も取り入れて開発投資もかけています。
その御殿場プレミアム・アウトレットが、ついに1000億を超え、1240億円となったそうです。
前年比で127%。
商業施設の中でも抜群の伸びを見せています。
(写真 楽天トラベルより)
神戸、大阪のりんくう、千葉の酒々井にあるプレミアムアウトレットも過去最高の売上。
まさに日本の商業施設の中でも、アウトレットモールは一番の集客施設となっていると言ってもいいでしょう。
テナント売り上げの10%はインバウンドによる売り上げだそうです。
以前はアメリカに行って、アメリカのアウトレットモールでアウトレット商品を購入するのが価格メリットがあり目玉でした。
私はアメリカに行くたびにアウトレットまで車を飛ばし、一日かけてじっくりと消費を見て回り洋服を買っていました。
リーバイスのジーンズやラルフローレンのシャツ、ブルックスのシャツ、GAPのTシャツなど、買いまくっていました。
米国内で購入するよりも半額かその三分の一くらいで買えたので、日本で購入するよりも大幅に安く買えて、アメリカはショッピング天国だと思いました。
しかし今は円安で米国での買い物は高い。
アウトレットに行っても、価格が安いという感じはあまりありません。
さらに買いたい商品が少ない。
おそらくテナント側も、一番売れるエリアに一番いい商品をもっていくので、今なら日本のアウトレットモールの店舗に、より程度のいい商品を持っていくでしょう。
グローバルに商品管理をしていたら、売れるところに一番いい商品をもっていくのが、売り上げを上げるためには効率的だからです。
だからインバウンドも増えていて売り上げも好調な日本のアウトレットに商品をまわします。
日本は普通に買い物しても安いのに、アウトレットに行ったらさらに安い。
だから売れます。
今や日本が、世界一の買い物天国になっています。
買い物に行くなら日本。
観光ももちろんあると思いますが、物を買ったり、食事をしたりするのに一番お金がかからず、しかもいいものが買えて食べられる。
さらにサービスもいい。
こんないい国は世界でもなかなかないでしょう。
日本のアウトレット市場は今や8000億円の過去最高値を上回り、9000億以上と言われています。
今後もいくつかのモールが開発されていますので、1兆円の市場になるのはまちがいないでしょう。
物を作って余ってしまうという状況はなかなかなくならないので、今後もこのような商品を処分する場として利用されるでしょう。
事業者にとっても、消費者にとっても欠かせないチャネルとなってきたということです。
今日もアウトレットを上手に活用していけるいける!!