2024年の春は新店舗が続々オープン。

長らく新店がオープンすることが控えられていたこともあり、24年はそれらが一気にでてきた感があります。

 

JR新宿駅構内にも先週、新店がオープンしました。

ルミネの新店です。

4月17日に、食に関連する専門店が集まったスペースができました。

 

EATo LUMINE(イートルミネ)

 

立地がすごい。

JRの改札を通り抜けたまさに構内にオープンしています。

JR西口改札はいってすぐのところに28店舗ほどの食に関連する店が集まっています。

https://co-trip.jp/article/650634

 

ここで買うためには、一度、改札の中に入らなければなりません。

そのため電車に乗る予定のない人には、わざわざ行かなければならない場所なのですが、通常、新宿駅を通勤や通学などで利用している人にとっては、めちゃくちゃ便利な場所に食の新ゾーンができました。

 

 

「人気の飲食店をエキナカに取り揃え、お出かけのついでに気軽に立ち寄ってトレンド感のあるグルメを手に入れることができるタイパ(タイムパフォーマンス)・ウェルパ(ウェルネスパフォーマンス)の高い食体験の提供を目指す」とのこと。

 

タイパとウェルパ。

タイパは一般用語化しましたが、ウェルパ=ウェルネスパフォーマンスという言葉も使っています。

なんでもパをつければいいというものではないですが、とにかく、手軽に、時間のない方々の満足度を高める食環境をJRが作ったということです。

 

今では東京駅構内がかなり進化していて、食環境の充実度合いで言えば日本一のタイパ&ウェルパ環境になっていますが、新宿はそれに次ぐ規模にこれからなっていく可能性があります。

 

何と言っても新宿駅は乗降客数日本一どころか世界一と言われています。

その新宿駅に足りないのは、買い物環境。

ルミネがあるじゃないかと言うかもしれませんが、ルミネがあるのは改札の外。

駅の上です。

買い物をするには一度改札をでないといけません。

 

いートルミネはその点、改札内なので、乗り換え時に買える。

もっとも人の移動に近い場所です。

立地としてはコンビニがあるような場所に食の専門店が集まっているということです。

これは売れるでしょう。

 

昨日は平日にもかかわらず、店内にはたくさんの人が集まっていました。

初出店の店舗も12店舗ほどあり、見たことがない店も出店していました。

 

私が一番興味があったのはベーカーズシンフォニーという新業態。

1000種類を超えるパンのセレクトショップです。

棚の上にはこれでもかというくらいにパン職人の写真とお名前が並びます。

そう、横浜高島屋の地下で展開されているパンのセレクトショップ ベーカリースクエアーのような店。

横浜高島屋はわりと広いスペースで集められた店ですが、ここ、イートルミネはその小型版。

5坪くらいのスペースに山のようにパンが積まれていました。

 

 

山のようなパンの数々。

 

見た目はすごいのですが、アイテムがありすぎて、何があるのかわかりづらい・・・。

ありすぎると選べない。

タイパを意識して一気にそろえると、タイパが悪くなるのです。

すこし分類しなおした方がいいかもしれません。

 

ただ、これだけのパンが一度に選べる場所というのはパン好きにとってはたまらない店です。

JR構内によく作ったなあといいう感じがしました。

 

JRもいよいよ商売を駅の中に持ってきました。

お客様にとって最高の立地を求めれば当然、駅の中、ホームの上になっていきます。

雨にぬれずに買い物ができる場所。

それこそ最高の立地です。

 

これからの商売の一つの流れを感じる場所でした。

今日も食の潮流を感じていけるいける!!