昨日、北海道のお客様にお菓子をいただきました。

見たことがない袋に入ったお菓子で中を見ると「SNOW」の文字が。

これはあのスノーサンドに違いないと、

「以前、大丸札幌店で買えなかったんです。長蛇の列で」

と言うと

「今回、たまたま買えたので持ってきました」

とのこと。

大変ありがたい貴重な一品をいただき、とても楽しし気分になりました。

 

このSNOWS。

札幌市の有名菓子店「きのとや」さんが中心になって、製菓メーカー6社でつくる北海道コンフェクトグループが作るブランドです。

 

 

2021年1月にブランドが誕生しました。

ちょうどコロナ禍が激しくなり始めた時。

非常に難しい時期にスタートしたブランドと言えます。

世の中が不況の時に生まれたブランドは長生きする。

そんな話もあります。

 

当時は常設で店はなく、冬の限定商品として新千歳空港の一部で販売されていました。

その後、大丸札幌店でも販売されることに。

札幌店にはきのとやさんの店もあるため、つながりがあったことから店を誘致できたのでしょう。

私は最初に見たのは大丸さんですごい行列を作っているスノーサンドでした。

開店直後にはもう行列ができていて、

「いま並んだからいつ買えますか」

とスタッフに聞いたら

「今から並ばれても今日の分はもう買えないと思います」

と言われ驚いたことを覚えています。

 

そんなに人気なんだ。

北海道はさすがに菓子のすごい商品が次々とでてくるなあと思って調べてみたら、バースデーケーキの配達サービスというやり方で一世を風靡したきのとやさんなどが作られた会社が作った新ブランドだったと知ったのでした。

きのとやさんの創業者、長沼さんののご長男が作ったということでした。

 

なかなかのセンスです。

 

その商品がこれ。

 

 

ステキなパッケージ。

そして2種類のスノーサンドが入っていました。

白いほうがホワイトチョコ、青いほうが普通の生チョコがラングドシャにはさまれたお菓子です。

 

ラングドシャがカリッととしていて歯応えがいい。ちょっと固め。

仲にはやわらかな生チョコがはさまっています。

そのバランスが絶妙でおいしい。

チーズの味?がして、それがまた美味しい。

これは売れる。

そんな味でした。

 

手作業が必要とのことで作れる量に限度があるようですが、2022年11月から2023年3月に320万枚を製造し、完売したそうです。

実に1日に2万枚以上が売れているという一番単品です。

これは新ブランドとしては驚異的な売れ行きです。

 

スノーサンドは原料にこだわっています。

なんと、この商品を作るために牛乳を自前で調達しようと、同社で放牧酪農場をもっているのです。その牧場で育てた牛から搾った、冬にとれた濃厚な牛乳を原料にしているのです。

だから生産に限界があるという。

なんとも希少な商品です。

 

デザイナーもこだわり、山の版画家として著名な大谷一良さんという方の絵をパッケージに使用しています。

それがなんともいえないやさしい雰囲気を醸し出していて、SNOWSの価値を作っています。

 

このようにこだわった商品だからこそ、価値がでて、行列ができる商品になっています。

 

数十年先にも残る本物を作りたい。

 

創業のそんな思いが確実に伝わる商品です。

Hさん 素晴らしい一品をありがとうございます。

 

今日も本物を作っていけるいける!!