イマドキの学生の旅が変わり始めているそうです。

 

学生旅 と言えば、

・バックパック

・貧乏旅行

・一人旅

・世界一周

・友達との卒業旅行

が定番でした。

 

それが今では、

・親子旅

・添乗員付き

・出世払い

などで、比較的高単価の旅行が人気なのだそうです。

 

(写真 JTB ルックJTBより)

 

理由はいろいろありますが、旅行に求めるものが少しずつ変化し始めています。

 

 

 

 

https://www.jtb.co.jp/gakusei/kaigai/

 

JTBでは23年の日本人の海外旅行者数が19年比5割程度。

海外からの訪日客が激増しているので日本人の海外旅行も増えているように思いますが、実は日本からの出国はまだ元に戻っていません。

その中で、JTBのヨーロッパ添乗員付き学生旅行は24年3月、人員ベースで19年同月比93%まで回復したのだそうです。

また、HISも人員ベースではコロナ禍前の5〜6割のところ、売り上げは5〜10%増えています。

 

その一つの理由が、通常、学生の卒業旅行で人数は多いですが、単価が下がるところ、今年は添乗員付きのツアーや、親子で一緒に卒業旅行に行くというケースが増えているからだそうです。

 

なんとなくわかる気がします。

 

まず、コロナ禍で学生だけでなく親も海外旅行に行けていない期間が3年ほどありました。

行きたかったけど行けなかった親がそろそろ動き始めます。

子どもも行きたかったのに行けなかった。

だからすぐに海外に行きたいけど、はじめて海外に行くのに大丈夫かと親が心配だし、子どもも実のところ不安。

であれば一緒についていく というパターンが増えているのです。

 

だからこそ、添乗員付きのツアーが安心です。

学生なんて自由気ままに、添乗員付きではない旅行がいいに決まっています。

ただ、初めての人が多いことと、今は何があるかわからないという不安も多いのが海外旅行。

そんなことを考えるとバランスを考えて、往復のチケットは買っておいて、現地に就いたら添乗員付きになるというランドツアーを選ぶ人も増えています。

 

また高いけど、特別な場所へ案内してくれるような高単価の添乗員同行ツアーも人気なのだそうです。

今年であればドジャースタジアムツアーなどでしょうか。

 

学生だから安い旅行に行くというのは昔の話。

今は学生が海外に行ってもお金がかかる円安時代ですから、昔の学生旅行はなかなか難しいので、こうした高付加価値旅行がいいのかもしれません。

 

いずれにしても旅は若者を強くしてくれる、さまざまな体験をさせてもらえる貴重な場。

時間があればどんどん海外旅行に行った方がいいと私は思います。

 

最近は若者が国内に目を向けていて海外に行かなくなっているとも聞きます。

しかし文化の違いや言葉の違い、ルールの違いで困る場面が多ければ多いほど、生きていく強さが身につきます。

その意味では、やはり学生一人旅や友達との旅がいいのですが、安全を担保した上で経験したい人が増えているのを考えると親子旅が増えるというのもそれはそれでイマドキなのかもしれません。

 

どのような形であれ、新しい経験こそが人を成長させます。

大人も同じですね。

また、海外に行きたくなってきました。

 

今日も新しい体験を通じて成長していけるいける!!