昨日は晴海フラッグという新しい住宅街に3月1日にオープンした、ららテラス晴海フラッグ店にお邪魔してきました。

ららテラスは三井不動産の商業施設。

ららぽーとのように大きなリージョナル型SCではなく、完全にその地域のコミュニティ型SCです。

地域に住む方々にデイリーに使ってもらえるような商業施設になっています。

特にここはサービス型店舗が多く、物販は極力抑えて、医療系や健康系、スマホ関係やシミュレーションゴルフなどのサービス店舗が目立つ施設となっていました。

 

 

この中に唯一のスーパーがはいっています。

核店舗として入店したのが食品スーパーのサミット。

関東では最大級の店舗をここにオープンさせました。

 

売り場面積 600坪。

バックヤード 200坪強という大きな店です。

売り上げ目標は33億円 としていますが、人口が増え続ける地域なので、もっと高い売り上げになっていく可能性がある店舗です。

 

できてた総菜や、店内調理サラダの提供。

そのサラダをつくる厨房を見せるオープンな仕掛けなど新しい取り組みをしています。

 

(店内サラダ工房)

 

この店の最大の特徴は、徹底して地域のお客様の声を聴こうとしている点です。

 

とにかくお困りごとを集めようとしています。

わからないことがあったら案内係に声をかけてください というポスターまではってあります。

大手スーパーとしては異例のお客様へのアピールです。

 

また店内には大きな「お試しコーナー」を設けて、何か試したいものがあればここでお申し出ください とあります。

いくつかの試食できるものもすでに用意されていて、他にも試したいものがあればどんどん言ってください というお試しコーナーの設置です。

 

人もひとりおいて、お客様にお試しをおすすめしています。

売り場のあちこちで試食をすすめるというのは従来のスーパーでも見られましたが、それを一か所にかためて提案するのはなかなか珍しい。

 

お試しによってお客様の不安を取り除こうとしている試みです。

 

晴海フラッグに住む方々を見ている、わりと若いファミリーが多いようです。

その方々には小さなお子さんや赤ちゃんも多くいます。

子どもたちはアレルギーをもっている人も多く、食に対して敏感な人が住んでいるエリアとも言えます。

 

その意味ではどれが子どもにあっているかわからないので、じっくり商品を選びたいという人が多いのです。

そんな声にこたえて作ったコーナーと言えます。

 

まだ住人が十分に住んでいない場所にこれだけの大きさの店を開店させたということは、将来の店舗の可能性を感じての投資です。

今はまだお客さんが少ないですが、1年後は大きく光景も変わっているでしょう。

隣では小学校も建築中です。

半径500メートル圏で1万人ほどの商圏になれば、この店も一気に売り上げが上がるようになるでしょう。

いい店を作ったなあと思います。

 

店はお客様のためにある。

それを実現するためにはお客様の声を聴くことです。

しっかりと聞いてそれにこたえていく。

それがお店のやるべきことだと実感しました。

 

今日も繁盛店を作るためにはお客様の声を聴いていけるいける!!