東京の新しい街が出来上がりつつあります。

いろいろと物議をかもした東京オリンピック2020。

その選手村が作られたのが晴海地区。

選手村として使われた後は、そこが販売用のマンションとなって売り出されています。

第一期、第二期が終わり現在第三期の販売。

 

 

おおよそ70平米の部屋で、6000万~7000万くらいです。

2023年に発売された首都圏の新築マンション価格の平均は1億4300万。

中古でも7~8千万円します。

高い。とにかく東京のマンションは高いのです。

 

そこから見るとこの晴海フラッグのマンション価格は安い。

人気の理由はこの価格の安さにあります。

晴海フラッグの販売は、選手村宿泊棟として一時使用された21棟のマンションから始まっています。

オリンピック開催前から23年にかけてリニューアルや新たなマンション建築なども進み、今や晴海地域はマンション建設ラッシュ。

すごいことになっています。

 


当初は無抽選住戸もあるなどそれほど人気とは言えない状況でした。

しかし、2021年からは国内外の投資家が転売目的で晴海に入ってくるようになりました。

「投機物件」に変わったのです。

すると、最終期の2022年には、抽選時の平均倍率数十倍。

最高倍率266倍。

応募が殺到しました。

まさに「晴海に当たれば大儲け」という超人気マンションになりました。

 

まだ新しい建物が建ったりしていますのでこれからさらに住まいが供給され、ここに住む人が増えてくるでしょう。

中央区の人口はますます増えていくことになります。

何もなかったところにこれだけの人の住むエリアができるのですから東京という街は摩訶不思議な街です。

 

中に入ることはできなかったのですが、間取りはわかりました。

 

(写真 三井不動産レジデンシャルより)

 

 

これは第三期で販売中の一部屋。

70平米程度で6000万の部屋です。

 

このくらいの部屋があって6000~8000万なので、東京の中央区で、豊洲にも歩いていけるし、銀座にも自転車で行ける。

最寄りの地下鉄 かちどき駅までは15分程度かかりますが、かちどきからは都営大江戸線で汐留駅まで2駅。

立地は良いと言えば良い。

 

ただ周辺にはまだ何かがあるわけではありません。

3月にららテラスというショッピングセンターができました。

また橋を渡ったところに豊洲市場もあります。

コンビニやドラッグストア、ものすごく立派な中央区の公共施設もできています。

 

今の段階でも生活するのに不便はないですが、他の出来上がっている街から比べると物寂しい街です。

夜はかなりさみしい感じなのではないでしょうか。

 

海外の人が一定期間、旅行で来て住んだりするのにはとてもいい立地かもしれませんが、果たしてここに日本に住んでいる人が居住する価値があるのか。

私にはわかりませんでした。

 

これから新しく作り出されていく価値がこの街にはあるので、若いファミリー世代にとっては、自分たちで街をつくるという点で楽しいでしょう。

老夫婦ではこのような街では落ち着かないだろうと思います。

 

そう。

私はターゲットではないのです。

まさに、海外投資家、または20~30代ファミリーにとっての晴海フラッグであることがよくわかりました。

 

こうした新しい街はいろいろと発見があります。

また来週来る予定ですが、じっくり観察してみたいと思います。

 

今日も新しい街でいけるいける!!