いよいよ日本企業も、海外から人材を獲得してくる流れがでてきました。
大阪のユニバーサル・スタジオ・ジャパンが施設内で働くスタッフを海外から呼び、自社のクルーとして働いてもらうための人材獲得に動き始めました。
すでに台湾の台北市内で合同説明会に参加して、100名の応募者の中から16名を選んだと言います。
中国語、英語、日本語などの語学力を基準に、パーク内の特に飲食などで働くクルー候補を選んだということです。
ユニバでは23年からワーホリで来日している外国人に働ていもらっていて、来園者に喜ばれていることから、本格的な採用に踏み切ったのです。
(写真 ユニバーサルスタジオジャパン採用ページより)
クルーは人材派遣会社が間にはいり、クルーの給与も支払う。
時給の目安は1160円から1690円。
現在160人の外国人クルーが働いていますが、25年には600人程度に拡大させる予定と言います。
今後は台湾だけでなく韓国にも人材を探しにでかけ、そらに多くの外国人観光客に対応できるようにすると言います。
ユニバは万博を控えているということもあり、人手の確保が必須と考えているのでしょう。
特に今の訪日外国人で多いのは、台湾、韓国などのアジア、アセアン地域の外国人観光客です。
こうしたアジア圏の人々は万博が開かれれば確実にもっと増えるでしょう。
そうなるとパーク内でいかにスムースに顧客対応ができるかが重要となります。
私の知る限りでは、ここ数年、海外の大学に通っていた日本人留学生のような方を何人も採用しています。
海外で活躍する日本人を会社の主要スタッフとして採用強化し、パークの接客最前線では外国人クルーに活躍してもらう、
このような組み合わせで人手不足をなんとかカバーしようとしています。
いよいよ日本の小売り、サービス企業でも外国人がばんばん活躍するような時代になってきたということです。
これは今後、他社にも広がっていくでしょう。
アジア系人材を紹介する人材紹介会社、人材派遣会社などもますます増えるでしょう。
そうなると外国からくる働き手が違和感なく働けるような環境が会社にあるか。
迎え入れるためのさまざまな施設が整っているか。
多用な人材が働ける制度になっているか。
そしてなにより、ある程度高い時給を支払うことができるかです。
また、彼らがそのまま働いてくれるか、あるいは定期的に入れ替わるような仕組みがなければいけないでしょう。
とりあえず一時的に増える観光客に対応する海外人材の確保が今回の主テーマですが、日本人の採用が困難になる中で、海外人材に頼ることは今後も検討が必要です。
日本企業の採用も変化の兆しです。
今日も新しい人材の確保に動いていけるいける!!