先日、スーパーのオーケーに行くと、以前に比べて棚が広がっているなあと感じたアイテムがありました。

それは青果売り場の「カット野菜」です。

 

キャベツやピーマン、ニンジン、もやし、玉ねぎなどが小さくカットされてひとつの袋にいれられているものです。

私はこのカット野菜を昔からよく使っていました。

たぶん私が高校時代からあったので、40年近く前の静岡のスーパーにはあったと思います。

 

業界のカット野菜をつくっている専門の会社、サラダクラブという会社があります。

キユーピーと三菱商事が1999年に作ったカット野菜大手企業です。

 

 

同社によれば、事前に野菜を洗浄し、切って袋詰めした野菜が日常的に店頭に並び始めたのは2000年頃と言います。

その意味では静岡のスーパーはわりと先取りして販売していたことがわかります。

 

このカット野菜は単身や共働き世帯の増加とともに売り上げが伸びていて、22年度の市場規模は1969億円と、10年前に比べ2.7倍に拡大しているそうです。

なかなかの市場規模です。

 

もともと私がカット野菜を使い始めたのは、いろんな野菜を皮むきして切るのが面倒だったから。

焼きそばなんかを作る時に、ニンジンの皮をむいて、キャベツをザクきりして、玉ねぎをカットして、肉を切ってから焼きそばと一緒にいためるのが面倒でした。

私が学生時代に作れた数少ないメニューのひとつが焼きそば。

 

焼きそばも何度も作るようになると、切ったりむいたりが手間なのです。

それをなくせるものがないかと思っていたら、カット野菜があったのです。

これひとつあれば、手間がないし、焼きそばや肉野菜炒めなどにも使える。

ラーメンに焼いてのっけてもいいし、いろいろ応用できるということで私はよく使っていました。

 

実際には野菜を一つ一つ買ったほうが安いのですが、野菜を毎日使うような食事をとっていたなかっので、野菜がだめになることもしばしば。

それならパックにはいっている少量の野菜を使った方がお得 と考えて使っていました。

 

今は、単身世帯も増えていますし、何と言ってもタイパを重視する人が増えています。

その人たちにとっては時間こそが大切なものです。

タイパが圧倒的にいいのは、カット野菜 というわけです。

 

サラダクラブのHPを見ると、こだわった野菜のさまざまなパターンのカット野菜がならんでいます。

ここまであれば、もう野菜単品で買わなくてもいいかもと思ってしまいます。

 

(写真 サラダクラブ)

 

最近では鮮度長持ち製法によって、長く新鮮な野菜を楽しむことができるようになりました。ししかもさまざまな野菜の組み合わせ、さまざまなメニューに使える組み合わせなど、アイテム数も多い。

コンビニでも買えるようになりましたし、カット野菜が身近になりました。

 

大手スーパーでも売り上げ構成比が上がってきているようです。

これなら、ある意味、ふぞろいの野菜や、正規品でない野菜(ちょっと傷があるなど)も利用可能です。

サステナブル野菜としての使用価値も高いのではないでしょうか。

 

カット野菜はその意味でこれからますます拡大していく商品だと思います。

成長していくカット野菜。

そのポイントはタイパとサステナブルにありました。

 

今日もカット野菜から新しい野菜の可能性を感じていけるいける!!