昨日、私立幼稚園のコンサルティングを行うG CLIP社10周年感謝セミナーに参加させていただきました。

同社の社長、設楽社長や林副社長の講演は素晴らしく、私は一番前でメモをとりまくる一日となりました。

何と言ってもこれだけたくさんのお客さんが、とてもいい雰囲気で会場に集まっていること自体が素晴らしい。

幼稚園や認定こども園の集客や先生の採用に特化し、実績をだしているからこそ、これだけの園の先生方がついてきているのでしょう。

G CLIPと先生方の距離の近さこそが、同社の強みなんだなあと実感できた一日でした。

あらためておめでとうございます。

 

(写真 講演する設楽竜也社長)

 

このセミナーでゲストで講演をされたのが、仙台育英高校野球部の須江航監督。

甲子園にでるたびに、その発する言葉が話題になっていたので、相当、言葉力のある方だと思っていましたが、やはりそこにはさまざまな努力の背景がありました。

 

 

1時間半よどみなく話す講演は素晴らしい内容でした。

しかも、今回の対象者が幼稚園の理事長や園長ということを聞いて、きちんと準備して、内容を整理して臨まれていました。

この準備の質の高さを見て、私は、仙台育英が強い理由がなんとなくわかりました。

 

(写真 仙台育英 須江監督 朝日新聞デジタル)

 

人を育てるマネジメントの話をしていただいたのですが、今の子どもたちに接していく時に一番大切なのは、彼らは「聞きたいことだけしか聞きたくない」ので、「丁寧に話を聞くこと」だということでした。

 

丁寧に話を聞く。

みなさんどこまでできているでしょうか。

部下の話、メンバーの話。

きちんと毎日聞いているでしょうか。

 

須江監督はとにかく丁寧に一人一人と話をすることを心がけているのだそうです。

基本的に毎日、何人かと1to1ミーティングをしているのです。

「1対多数でいくら熱弁をふるっても、それはなかなか相手に伝わらないし、忘れてしまう。

100人に伝えて伝わるのはその1割ぐらいの人。その1割の人が理解するのは全体の10%くらい。伝わらないのです。だから私は1対1で丁寧に話を伝えます」

とのことでした。

 

この話の通りであれば、伝わるのは1%しかありません。

しかしその通りだと思います。

マネジメントをきかせるためには、やはり1対1しかないのです。

私が今も付き合っている方々は、すべて1対1で話をしてきた人たちばかり。

昨日のG CLIPの設楽社長も林副社長も、会にきていたTさんやお客さんたち。

1対1で話をしてきた方々とは、今もこうして付き合いが続いています。

それはお互いに丁寧に話をしたことがあるから。

それがないと、やはり関係は続かないのです。

 

こうした丁寧な関係性を高校生、特に甲子園をめざし、さらに目標として「日本一」を掲げている仙台育英の野球部員のみなさんにはしっかり伝わっているのだと思いました。

 

それにしても、「仙台育英には1学年で140キロ以上の球を投げるピッチャーが7~8人いる」という話は驚きました。

3学年ありますから1チームで20人以上の140キロ以上投げるピッチャーがいるということです。

プロです。。

まさにプロ並み。そのような選手たちが毎年仙台育英に来るようになったことも素晴らしいですし、そこには確率論でなかなか勝つのが難しい高校野球で結果をだしてきた須江先生のマネジメントによるのだとおもいます。

 

今日も仙台育英に学んで丁寧に対応していけるいける!!