事業を再定義する。
会社のあり方を変換する。
会社がやっている事業そのものの意味を変換してみる。
日経の中村直文編集委員が今朝の日経MJで、ニーズを引き出すためには「変換ヒット術が必要」というシン・ヒットの法則を書いていました。
その中でなるほど と共感した内容として次のような内容がありました。
・作詞家の秋元康さんは「あなたが好きですを歌詞の中でどう言い換えるか」がヒットのポイントだと言っていた。
・ユニクロの柳井さんは「ユニクロの服とは人それぞれにとってのライフスタイルをつくるための道具である」
・アイザック・ニュートンはペストの流行で大学が休校を余儀なくされた時代にその期間を「創造的休暇」と呼んでいたそうだ。その間に万有引力の法則を見つけたとか。
・「育休中」→「充電期間」
(写真 集英社 世界の伝記 ニュートン)
事業やサービスそのものをそのままとらえていると、幅が広がりません。
自分たちが提供しているものはどんな効果をもたらすのか。
どんな意味があるのかをすこし深く考えてみると、事業の変換が可能になります。
昔からマーケティングの世界ではマーケティングマイオピアというT.レビットの理論があります。
鉄道は自分たちを鉄道屋だと考えていると、いずれ飛行機のようなもっと速く荷物や人を移動させられる事業にとってかわられる。
映画会社も自分たちを映画会社だと考えすぎて、そこから抜け出ないと、テレビのようなもっと身近なメディアに先を越される。
だから自分たちの事業定義を狭めない方がいい。
近視眼に陥らないようにすることが大切だ という話です。
マーケティングの近視眼。これはまさに言葉の定義にとらわれないようにということです。
確かに、本屋は本屋、居酒屋は居酒屋、洋服屋は洋服屋、幼稚園は幼稚園のままでは、現状から脱却できずに、変化はありません。
そのまま埋没してしまいかねません。
自然と現状維持となり、現状そのまま。何も変わらないこと、変わらないようにすることにこだわるようになります。
それが変化を拒み、組織が停滞する原因となります。
停滞しているとしたら変換してみる。
事業を再定義してみる。
それが次へのヒントになるかもしれないなあと思ったのです。
誰かの決めた、誰かが作った言葉の定義。
それにとらわれすぎると、何も変えられないことになります。
私たちは日々、知らない間に、誰かのつくった定義の中で生きているのです。
しかし、その定義を壊して、自分なりに解釈してみる。
するとそこに次に進むべきヒントが生まれてきます。
私の会社は「おもしろい会社をつくるを応援する」のが仕事です。
いかにおもしろい!!と言ってもらえる会社をつくれるか。
それが仕事です。
みなさんの会社も自分の会社の解釈仕方を変えてみると、何をすべき会社なのか。
自分は何をするためにいまこの仕事をしているのかがわかるかもしれません。
chatGPTばやりの毎日ですが、ますます国語力が問われます。
国語の力を磨いて、言葉を変えて今日もいけるいける!!