23年2月期の大手小売りの決算がでました。
いずれも増収が目立ち、消費が上向いてきたことが数値でも表れています。
ファーストリテイリングは22年9月~23年2月期の連結決算では、衣料品価格を2割引き上げ、さらに春夏商品も一部を値上げしたにもかかわらず、既存店売り上げは伸びています。
企業としてあらためて10兆円の売り上げを目指す と宣言し話題になりました。
最近では、秋葉原に、ヒートテックを年中販売する専門店をヨドバシの中にオープンさせたり、群馬に環境配慮型の新型路面専門店を開発したりと、新しい取り組みにも力を入れています。
今ここが大きく企業成長させるチャンスだとユニクロは見ているようです。
(写真 ユニクロ秋葉原最大規模の430坪の店舗 繊研新聞より)
また、コンビニも伸びています。
設立50周年を迎えるセブンイレブン・ジャパンでは、昨日から50周年のテレビCMを始めました。
社長に一緒に登場しているのはイチロー。
イチローが50歳であることを受けて、その歴史とセブンを並べて紹介するというストーリー。
かなりの力を入れていることがわかります。
同社の1店舗あたりの平均日版、客数ともに前期を上回り好調を維持しています。
ファミリーマートは11年ぶりに過去最高日販を更新しています。
ローソンも23年2月期の決算は客数、客単価ともに伸びて、営業利益は2割増。
コンビニが復調しています。
百貨店はここにきて高額消費だけでなく、インバウンドも伸びてきて、さらに日常の食品やファッショんなども売れてきました。
高島屋は過去最高益。
三越伊勢丹も過去最高を記録しそうですし、J・フロントも好調です。
24年度決算もおそらく好調で終わるでしょう。
消費者物価は3月も3.1%上昇と、3%を超えていますが、それを上回る消費意欲がでてきたと言えるかもしれません。
最近、新しく開発された商業施設に何店舗も行きましたが、どこもお客さんでいっぱいです。
買い物というより見学に来ている人も多いですが、ここぞとばかりに購入している人も多く見かけるようになりました。
消費のパワーを感じます。
消費者のリベンジ消費の強さを感じます。
給与が増えてすこしゆとりがある家庭も多いのかもしれません。
この勢いを続けるためには、企業として成長し続ける新たな経営、新しい事業展開、新サービス、新業態を始めることです。
いよいよアフターコロナ経営のスタートです。
今日も新しい取り組みを始めていけるいける!!